大日本印刷株式会社がおサイフケータイ®向け情報配信システムを開発した。このシステムは、情報配信端末機『PetitPortaTM(プチポルタ)』と、URL管理サーバーで構成されており、おサイフケータイ®をPOP(店頭広告)などに組み込んだプチポルタにかざすと、そのPOPに関連した情報を掲載するWebサイトのURLをおサイフケータイ®に配信するもの。2007年8月より販売を開始する。
プチポルタは、小型で軽量のため、どんな場所へも設置が可能な他、POPなどのプロモーションツールへ組み込んで利用することができる。これにより利用者は、事前登録なしでプチポルタにおサイフケータイ®をかざすだけで利用できる。携帯電話用プログラムのインストールなどは不要だ。
例えば下記の写真はプチポルタを組み込んだフリーペーパーラックだが、プチポルタにおサイフケータイ®をかざすと、フリーペーパーと連動したモバイルサイトへ誘導し、周辺案内、クーポンの配信などを行うことができる。その他、キャンペーンでの販促・告知ツール、店頭プロモーションツールとして商品紹介のWebサイトへの誘導、会員登録ツール、イベントでのスタンプラリー、などへの活用できる。URL管理サーバーでは、おサイフケータイ®やプチポルタごとにアクセス数を集計でき、会員情報と紐付けすれば、マーケティング情報として活用することも可能だ。
大日本印刷はプチポルタはレンタル、URL管理サーバーはASPサービスにて提供し、価格はプチポルタ5台とURL管理サーバーを1週間利用する場合で198,000円(税抜き)を予定しているとのこと。長期利用、カスタマイズに関する費用は別途。大日本印刷は、今回開発したシステムにより、2007年度から5年間で3億円の売上を見込んでいる。
プレスリリース:「大日本印刷 おサイフケータイ®」向け情報配信システムを開発」