電通は、5月21日、インターネット経由での広告簡易取引の取り扱いメディアを拡大することを発表した。現在、電通は「CMGOGO(CMゴーゴー)」という名称で、地上波テレビ(全国127放送局)のスポット広告に関する簡易取引サービスを試験的に運用しているが、その範囲を拡大し、5月28日から衛星テレビ(BS/CS)についても試験サービスの運用を開始する。
衛星テレビ放送局のCM広告に関するオンライン簡易取引サービスの名称は「衛星CMGOGO(衛星CMゴーゴー)」。このサイトで、用意されたCMのテンプレートを選び、音楽・スポーツ・ニュースなどのジャンルから希望のものを選択してCMを放送することができる。CMの秒数は30秒を基本とし、通信販売を行う企業向けには120秒の長尺インフォマーシャルへの対応も行う。また、広告主企業が用意したCM素材を放送することも可能。まずは民放系BS放送局5局、WOWOW、CS放送局54局の計60局が参加し、CM広告の購入などのサービスを実施する。
申込みからCM放送までのプロセスはシンプルそのもの。フローに沿って、CMの目的や内容を登録して放送する「チャンネルジャンル」を選択し、100種類にもおよぶ「CMテンプレート」から希望のものを選んで、企業ロゴやナレーション、テロップなどを追加。内容が確定すると、それをもとにCMが編集・加工され、完成したら内容を確認して放送となる。
料金は、30秒CMを7日間で10回放送する場合、BS放送では1,312,500円(税込)、CS放送では420,000~787,500円(いずれも税込)。放送回数は10回1口として最大5口まで申込み可能となっている。
プレスリリース:「インターネットによる広告簡易取引(試験サービス) 「取り扱いメディア拡大」と「サービス拡張」について」(PDF)