5月31日、楽天はフリーペーパーーパー「ZERO90(ゼロキューゼロ)」のテストマーケティング版0号を発刊した。「ZERO90」は、気に入った記事をケータイカメラで撮影すると、CMや裏記事が動画配信され、その動画から商品やコンテンツを購入することができる、強力な訴求力を持ったクロスメディアとして構想されている。
同誌のターゲットは、デジタルメディアを使いこなし、知的好奇心や発信欲求の高いユーザー。それらのユーザーが関心を示す、ファッションからユースカルチャー、CM、お笑い、街ネタまで、飽きさせない記事と動画でコンテンツを構成。同時に、ECとの連携コンテンツとして、楽天市場内に「ZERO90 STORE」を立ち上げ、誌面掲載商品の一部を販売したり、掲載企業とのタイアップオリジナル商品を展開する。紙媒体からCMを見せるという新形態の広告プラットフォームの強みを活かしたこの新しい媒体が、今後広告主企業にどうアピールしていくか注目される。
「ZERO90」の編集は社大空出版が行い、楽天が発行する。0号は都内に10万部展開。9月以降に月刊化し、関東地方に30万部を配布する。配布場所は、書店・コンビニ・携帯ショップ・地下鉄ラック・カフェなどとなっている。
プレスリリース:「ケータイ動画とフリーペーパーのクロスメディアによる新広告プラットフォームを開発 “読む×撮る×見る×楽しむ” 新メディア「ZERO90」5月31日発刊」