調査会社の米Nielsen//NetRatingsは、英国のネットユーザーを収入別に分類し、年収が5万ポンド、日本円にして約1,150万円以上のユーザーの6月のトラフィックがどんなサイトに集中していたかを分析している。レポートではこれらのユーザーを、さらに「自宅と仕事場から利用している人」と「自宅でのみ利用している人」の2つのカテゴリに分けて分析しており、利用サイトに異なる傾向が見られた。
自宅と仕事場からネットを利用しているユーザーに人気のサイトトップ10
1位 Barclays Business Banking(オンライン銀行)
2位 Companies House(企業情報を登録管理する行政機関)
3位 Freetranslation(翻訳サービス)
4位 Interactive Investor(ファイナンスサービス)
5位 Arsenal FC(ロンドンのサッカークラブ)
6位 CareerBuilder Network(仕事情報)
7位 Transport for London(ロンドンの交通情報)
8位 LinkedIn(ビジネス特化型SNS)
9位 Virgin Flights(航空券)
10位 American Express(クレジットカード)
自宅でのみネットを利用しているユーザーに人気のサイトトップ10
1位 American Express(クレジットカード)
2位 Transport for London(ロンドンの交通情報)
3位 Sainsburys to you(食料品・雑貨オンラインショップ)
4位 Cricinfo(クリケット情報)
5位 dabs(パソコン・家電オンラインショップ)
6位 Liverpool FC(リバプールのサッカークラブ)
7位 InterContinental Hotels Group(ホテルチェーン)
8位 Club Penguin(子供向け仮想世界)
9位 Flairview Travel Network(ホテル予約サービス)
10位 Hilton(ホテル)
自宅からの利用サイトにクリケットのサイトが上がっているのが英国らしい。また、利用環境によってサッカークラブのサイトが違うのも興味深いところだ。
また、英国のネット人口を年収別に見ると、2万ポンド(約460万円)以下が23%、2万~3万ポンド(約460万~700万円)が23%、3万~4万ポンド(約700万~930万)が30%、5万ポンド(約1,170万円)以上が24%となっている。これを先進国のデータと比較すると、日本円にして年収約1,000万円ラインを超えるユーザーがネット人口に占める割合が最も高いのは、オーストラリアで32%、続いてスイスが26%、米国が25%で、英国の24%は4位。続いてドイツが12%、フランスが9%、イタリアが7%、スペインが6%となっている。
プレスリリース:"Where are the UK´s Richest Netizens? "(PDF)