インターネット広告事業を展開するデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)はmedibaと共同で、モバイルにおける行動ターゲティング広告の商品開発を開始し、今秋広告商品販売を開始することを9月3日に発表した。広告の配信対象となるのは、au携帯端末向けインターネットサービスのポータルサイト「au one」上の携帯コンテンツで、モバイル広告への行動ターゲティング広告手法の本格導入は日本初。
DACと共同開発を行うmedibaは、au携帯端末向けインターネットサービスのポータルサイト「au one」の編成・制作、および「au one」PC向けコンテンツを含めた広告事業を行っている。開発にあたっては、米レベニュー・サイエンスの技術協力のもと、「au one」上の携帯コンテンツへ行動ターゲティング広告技術の導入、および広告商品の開発支援を行う。DACは、PCサイト向け行動ターゲティング広告に関して、米国・欧州で実績を持つレベニュー・サイエンスとの日本独占契約を持つ。
今回開発するモバイル向け行動ターゲティング広告商品の特徴は、「au one」における専門性の高い携帯コンテンツ(「自動車」、「ゲーム」、「音楽」など)を訪れたユーザーの行動・閲覧履歴にもとづき、medibaが提供する広告枠(「ニュース」や「検索結果ピクチャー」などを予定)に広告の配信を行うこと。「特定分野のコンテンツを閲覧する」などの行動履歴情報を蓄積・分析することによって、該当企業のサービス・商品への購買意欲を持つターゲットユーザーへの的確なリーチが可能になる。
今後DACはレベニュー・サイエンスとの協働により、行動履歴情報の提供元および広告配信先を段階的に拡大し、モバイルとPCの連携や、コンテンツや会員属性など他のデータとの組み合わせによる行動ターゲティング広告商品の開発・提供も検討していく。
プレスリリース:「medibaと共同で携帯キャリア初の行動ターゲティング広告を商品化!」(PDF)
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