スターバックスの店舗で、ワイヤレスに曲を検索、購入できるようになる。9月5日、米アップルと米スターバックスは、スターバックスの一部店舗において、ユーザーがiPod® touchやiPhone™、またはiTunesが稼働するWindows PCやMac®からiTunes® Wi-Fi Music Storeを通じて、ワイヤレスで楽曲をブラウズ・検索・試聴・購入・ダウンロードすることが可能となる、提携関係を結んだことを発表した。
この提携により、対象のスターバックス店舗に入ると、ユーザーのデバイスが高速なWi-Fiワイヤレスネットワークを通じ、自動的にiTunes Wi-Fi Music Storeを認識するようになるという。このワイヤレス接続は無料で、ホットスポットへのログイン作業も不要だ。
この提携サービスにより、ユーザーはiTunes Wi-Fi Music Storeで提供される何百万もの楽曲をブラウズ・検索し、無料で試聴できるほか、新しい“Now Playing”サービスによりスターバックス店舗内に流れている楽曲の曲名を知ったり、楽曲やアルバムを購入して使用中のデバイスに直接ダウンロードしたりできるようになる。iTunes Wi-Fi Music Storeで提供される楽曲と価格は、通常のiTunes Storeと同一だ。この提携サービスは10月2日より、ニューヨークおよびシアトル市内のスターバックス社直営の600店舗以上で開始予定。
アップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは報道資料で「iTunes Wi-Fi Music Storeへの無料アクセスと、スターバックスにおける“Now Playing”サービスは、新しい音楽と出会う素晴らしい手段となるでしょう。お客様が対象のスターバックス店舗に立ち寄った際に、気に入った音楽が聞こえてきて、その曲をその場で、自分のiPodやiPhoneにダウンロードできる様子を想像してみてください。これは素晴らしいことだと思います 」と述べている。
iTunes Wi-Fi Music Storeは10月2日のニューヨークおよびシアトルを皮切りに、11月7日にはサンフランシスコ・ベイエリアの350のスターバックス店舗、2008年2月初旬にはロサンゼルス市内の500店舗、2008年3月にはシカゴ市内の300店舗、2008年後半にはその他のチェーン店舗と米国内で広げていく予定。
プレスリリース:アップルとスターバックス、音楽ビジネスの提携を発表