携帯電話向けの地上デジタル放送として普及するワンセグ。日本テレビとNTTドコモは、9月11日、共同でこのワンセグを活用した新たなサンプリング広告手法の開発実験を実施すると発表した。
今回実施する広告実験は、日本テレビのワンセグを視聴したユーザーを対象に、データ放送で自動的に蓄積される「クーポン」から、日本コカ・コーラの新製品缶コーヒー飲料の無料サンプリングキャンペーンへの誘導を行なう実験だ。これまでこうしたキャンペーンの参加は、視聴者がテレビコマーシャルなどで得た情報から、検索サイト経由でキャンペーンサイトへアクセスしたり、URLをブラウザに入力してアクセスするなど、視聴者が自らの操作でアクセスしなければならないという問題があった。
しかし今回の広告手法は、ワンセグを利用するユーザーに向けて自動的に携帯電話内にキャンペーン情報がクーポンとして蓄積される機能「ワンセグinfo」を提供することにより、手軽にキャンペーンサイトへのアクセスを可能になる。さらに本実験では、日本コカ・コーラの提供するCmode対応自動販売機(愛称:シーモ)との連携により、「ワンセグ」→「キャンペーンサイト」→「商品購入」を繋げるシームレスな広告を実現する。広告実験実施期間は、2007年9月11日~9月25日。
プレスリリース:ワンセグを活用した新たなサンプリング広告手法の開発実験を実施