「100万台のiPhoneをわずか74日間で・・・iPodでは実に2年かかって達成した大台です。今年のホリデーシーズンに、さらに多くのお客様のもとにこの画期的な製品をお届けできることが今から楽しみでなりません」と、アップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズが報道資料で喜びの声を発したのも無理はない。携帯電話を再定義する覚悟でつくられた次代のアップルの核となる商品が、6月29日の販売開始以来、わずか74日目で100万台突破を突破したのだから。
iPhoneは、携帯電話、ワイドスクリーンのiPod、インターネット機という3つの機能がひとつに統合された製品。アップルの革新的なマルチタッチインターフェースとソフトウェアの組み合わせにより、ユーザーはただ指で画面をタップ(たたく)、フリック(はじく)、ピンチ(つまむ)するだけでiPhoneを使いこなすことができる。
iPhoneはiPodなどで若者を中心に絶大の人気を誇るアップルからの携帯電話ということで、発売前から注目され、発売数時間前には米国の各地域のアップルストアーには長蛇の列ができた。気になる日本国内での販売だが、アップルは、「アジアでの展開は2008年の予定」としている。
プレスリリース:アップル、100万台のiPhoneを販売