ネットレイティングスは9月28日、『ネットレイティングス・データクロニクル2007』を発刊した。同社が日本でウェブ視聴率サービスを開始した2000年4月から2007年3月まで7年間(84 ヵ月)分のデータを収録した貴重な資料集だ。
レポートによると、この7年間、日本のインターネット市場は拡大を続け、2001年3月時点で1,558 万人だったネット利用者は2007年3月には4,578万人と約3倍に増加。プロパティランキングでトップを維持している Yahoo!(ヤフー)は、利用者全体に占めるリーチ(利用率)も拡大、2001年3月の74%から、2007年3月には87%に達している。Rakuten(楽天)は、最近やや伸び率が鈍化しているものの2位に定着。一方、Google(グーグル)の成長は著しく、特に昨年、YouTube を買収、サービスを統合したことにより、2007年3月には利用者数2,290 万人、リーチも50%に達している。
同社代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、プレスリリースの中で「すでにひとつの企業が多数のドメインを運用するのが当たり前となり、運営企業単位でサイトを束ねたプロパティ指標の利用価値が高まっている。今年のデータクロニクルでは、新たにプロパティデータ、サイトデータが拡充したことで、より多くのユーザーの方に関心を持っていただけると思う」と述べている。
「ネットレイティングス・データクロニクル2007」は、7年間の日本全体のインターネット利用状況に関する主要指標を網羅したマクロデータ、過去7年の上位ドメイン、および過去1年の全ドメインの利用者数推移データに加えて、今年はプロパティ(運営企業)、サイト(サブドメインランキング)についても充実を図った点が特徴。A4 サイズ、約250 ページでCD-ROM付属。一般販売価格は210,000 円(税込)、NetView契約者向け価格は105,000 円(税込)となっている。
プレスリリース:「急成長が注目されるGoogle プロパティ、Yahoo!プロパティはリーチも拡大
~ネットレイティングス、7年間の視聴率データの集大成 『データクロニクル2007』 を発行~」(PDF)