SNSソリューションを提供するBeat Communicationは、同社製品を利用している企業のSNS運営担当者を対象に実施したアンケートの結果を発表した。
今回の調査ではサンプル数などは非公開とされているが、社内での利用人数が500人以上と回答した企業が全体の65%以上、1,000人以上に関しては42%以上となっており、比較的大規模な企業を多く含んだ調査であることがわかる。
全社員に対する登録ユーザーの割合が半数を超えている企業が全体の4分の3を超えており、登録ユーザーが3割以下という企業は全体の割合の12%未満、1割以下と回答した企業はなかった。また、平均的ユーザーの利用状況として、毎日社内SNSにアクセスしていると答えた企業は35%超。多くのユーザーは少なくとも1週間に1回程度はアクセスしてるようだ。
よく活用している機能としては、1位がコミュニティ、2位が日記、3位がQ&Aでその後にアンケート、社内wiki機能などが続く。導入後の効果については、90%前後の企業が「知識や情報の共有に役立った」、「社内のコミュニケーションが活性化した」と回答。そのほか、「SOX法対策になった」、「業務の効率化が進んだ」、「人間関係の再構築に役立った」といった効果もあるようだ。また、SNSが招待制か強制登録かについて尋ねたところ、56%の企業では招待制を採用。強制登録を採用している企業は4分の1未満だった。
今回の調査は、社内コミュニケーションにおけるより正確な情報を得るため、「内定者のSNS」や「OB、OG囲い込みのためのSNS」は調査対象から除外されている。また、この調査結果は2回に分けて発表され、10月15日にも発表が予定されている。
プレスリリース:「社内SNSに関する調査報告書(第一回)」