監査法人トーマツは、日本国内のTMT(Technology, Media, Telecommunications)業界の過去3年間の収益(売上高)成長率からなる成長企業50社のランキング、第5回「デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50」を発表した。
今回ランキングトップに立ったのは、未上場企業としてはじめて1位を獲得したファイベスト。光ネットワーク用光部品の開発、製造および販売を手がけるこの企業は、売上高成長率6,512%と本ランキングで過去最高の成長率を達成した。2位はフォレンジック調査・ディスカバリー支援・ツール販売を手がけるUBICで、3,948%を記録。3位にはオンラインゲームの企画・開発・運営・販売を行うジークレストがランクインし、売上高成長率2,187%を記録した。
そのほか、5位にアウンコンサルティング、11位にミクシィ、23位にディー・エヌ・エー、29位にアドウェイズ、34位にオプト、49位にアイレップなどが並んだ。
トップ10内には、アイフリーク、エンターモーション、アクロディアといったモバイル関連企業がランクインし、SNSや電子メールなどの成長分野での利用端末がPCからモバイルに移行してきている状況を反映している。また、ジークレスト、ゲームオン、ゲームポット、サイバーステップなど、オンラインゲーム関連企業の健闘も目立った。
市場区分で見ると、50社のうち70%の35社が上場企業(30%の15社が未上場企業)となり(2007年8月末現在)、東証マザーズ60%、大証ヘラクレス26%、ジャスダック11%のほか、今年はじめて札幌アンビシャスからランクインした企業もあった。