日本ブランド戦略研究所は、一般消費者向けの事業を行う日本の有力企業の278社のWebサイトの金額価値を測定し、その結果を公表した。このランキングは、事業に対するWebサイトの貢献度(Webサイト価値)を、売上への貢献度(売上価値)とブランドへの貢献度(情報価値)の2つの側面から評価するもの。
2007年の総合1位は5年連続トヨタ自動車で、Webサイトの価値は1,386億円と評価された。同社Webサイトは、売上価値が全体の9割を占めているのが特徴。以下、総合ランキングは、2位が全日本空輸(1,061億円)、3位がホンダ(828億円)、4位が日本航空(708億円)、5位が松下電器産業・電工(687億円)と続いた。
また、業界別ランキングでは、「趣味・娯楽業界」で任天堂が1位となり、コナミ、バンダイナムコが続いた。「情報・通信業界」ではau(KDDI)、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルがトップ3。この3社は、総合のトップ20にも食い込んでいる。そのほか「流通業界」では、ユニクロ、無印良品、イオンが、「トイレタリー・製薬業界」では、資生堂、花王、小林製薬がそれぞれトップ3となった。また、「官公庁」では、1位が東京都、2位が厚生労働省、3位が大阪府。
今回のアンケート調査は、2007年の5~6月に全国の一般消費者を対象に実施され、有効回答数は19,500だった。