「ニコニコ動画」を運営しているニワンゴは、ユーザーから動画を募集して審査する「国際ニコニコ映画祭」の作品募集を11月1日からスタート。あわせて審査員の顔ぶれも発表された。
「国際ニコニコ映画祭」は「映画祭」と銘打っているものの、一発芸や偶然撮影したハプニング映像、さらには意味不明なシュールな動画など、応募規約に沿った動画であれば何でも作品として扱うという懐の広い映画祭。賞金総額は25万円、応募期間は11月1日~11月11日となっている。
作品を審査するのは、手塚眞、スメリー、松嶋初音、西村博之の各氏を含む7名だが、審査員の残り3枠は未発表。さらにゲスト審査員として、キングレコード常務取締役、スターチャイルドレコード本部長の大月俊倫氏の参加が決定。大月氏は、キングレコードで「声優のボーカルアルバム」などの企画をヒットさせた草分け的存在。90年代から「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビ・劇場版をはじめとして数多くの話題作を手がけ、最近では「ニコニコ動画」について作品内で言及したことで知られるテレビアニメ「さよなら絶望先生」など、多くのアニメ・ドラマ・映画の制作に関わっている。
応募条件は、1秒から15分までの長さであること、著作権を侵害していないオリジナル作品であることなど。「ニコニコ大賞」や「優秀賞」に選ばれた作品に対しては、賞金総額25万円の中から選考員が各作品に賞金の金額を決めて分配。また、年間を通して最も優秀な作品を「ニコニコグランプリ」として表彰する。さらに、映画祭実行委員会では、各作品をオムニバス作品としてひとつにまとめ、映画館での上映も検討しているという。
プレスリリース:「「国際ニコニコ映画祭」の作品募集を11月1日より開始」(PDF)