楽天リサーチは、資産管理ツールに関するインターネット調査を実施した。家計簿、ポートフォリオ、アグリゲーションサービス3つの資産管理ツールについて、男女計2000人にたずねたところ、人気のツールや利用状況が見えてきた。
資産管理ツールのひとつとして、おなじみの「家計簿」。「冊子の家計簿やノートにつけている」と「パソコン上で使う家計簿ソフトを利用している」を加算した家計簿利用層は35.1%。そのうち、アナログ派(冊子の家計簿利用層)とデジタル派(家計簿ソフト利用層)はそれぞれ2割弱でほぼ同数となっており、アナログもまだまだ根強い人気。
ネット上で保有株式などを一括管理できる「ポートフォリオ」機能については、サービス利用からサービス内容の認知まで含めた認知度は20.9%。「現在利用している」はわずか9.0%だった。しかし、投資商品の利用者の回答に注目すると、「ポートフォリオ」のサービス内容認知層は53.7%と半数以上に達している。現在利用しているポートフォリオでは、1位「証券会社提供のポートフォリオ」(77.2%)、2位「ヤフーファイナンスの『ポートフォリオ-Quotes』」(30.6%)、3位「Infoseekマネーのポートフォリオ」(22.8%)となっている。
ネット上で口座の一括管理ができる「アグリゲーションサービス」については、サービス内容認知層は30.1%、「現在利用している」のは12.9%。そして、金融商品併用状況別に見ると、認知度が最も高いのは「預金・クレジットカード・投資商品併用」層。現在利用しているアグリゲーションサービスでは、1位「口座管理-MoneyLook(ヤフージャパン)」(33.0%)、2位「MONEY MAP(Gポイント)」(20.0%)、3位「JNBアグリゲーション」(19.0%)となっている。楽天マネーサービス「口座管理」は14.0%で4位。
また、インターネット上のお金に関する機能で、今後どのようなものを使いたいか全員に聞いたところ、「ポイントやマイルの管理機能」(51.4%)、「支払いや入金履歴を記録できる機能」(50.8%)で半数以上を占め、次いで「自動引き落とし日をメールで知らせる支払期日アラート機能」(35.4%)が続いた。
プレスリリース:「金融商品利用数により、認知度や関心度などに差」