KLabは、同社が提供するポイントサービス「ケータイコイン」のドコモユーザー(FOMAユーザー)2,420人に対してアンケート調査を実施した。アプリ動画を1回でも見たことが「ある」と答えたユーザーは50%、「ない」50%。9月に同社が実施した調査では、従来の携帯動画(iモーションなど)を1回でも見たことがあると答えた人が92%に達したのに対して、「アプリで動画を見る」ことはまだ一般化していないようだ。
しかし、アプリ動画の最大のメリットは「長時間配信」。長尺で見たいコンテンツとしては、「映画/ドラマ」29%、「アニメ」18%、「趣味/実用(グルメ・美容・旅行など)」14%となった。2時間の映画をアプリ動画で見るかについては「面白そうなものがあれば見る」56%、「見る」31%で、合わせて87%のユーザーがアプリ動画なら映画を見てもいいと感じている。
年代別で見ると、10代20代で多い「バラエティ」は年齢が上がるについて減少する一方、年代が高くなるについて「趣味/実用」が圧倒的に増加していく傾向がある。また、「不動産は気になる物件を下見できてよい」、「How toもの(ヨガ、スポーツ、手芸など)が見たい」「旅館などの宿情報」と、実際にその場に行かなくてもバーチャル感覚で情報を得たい、という意見があるという。
KLabでは、アプリ動画では視聴中にバナーが表示され、他サイト(他チャンネル)に移動することができるため、ユーザーの誘導・獲得のための方策となりそうだと分析している。
プレスリリース:「KLabがアプリを用いた携帯動画のモニターアンケートを実施」