東日本旅客鉄道(JR東日本)と、全日本空輸(ANA)は、営業面における包括提携を行うことで合意したことを発表した。今回の提携によって続々と新しいサービスが誕生し、来年から順次提供が始まることになった。
まず、2008年2月から始まる「マイル&ポイント提携」では、「ANAマイレージクラブ」と「Suicaポイントクラブ」の双方に入会している会員を対象に、ANAマイルからSuicaポイントへのポイント交換を実現する。また、「ANA Suicaカード」(仮称)を新規発行し、ANAカード、ビューカード機能とSKiP(事前予約・決済でチェックインなしで搭乗できる)、Suica機能を搭載。鉄道、モノレール、バスからANA便の搭乗までシームレスに利用することができるうえ、電子マネー、クレジットとしてショッピングでも利用できるこのカードは2008年秋頃に募集を開始する予定。
このほかにも、両社のウェブサイト間での利用や法人向けシステム間での利用を簡易にしたり、両社の会員組織との提携によって、会員向けの共同企画商品の提供も行われることになっており、2008年は両社のサービスへの注目が高まりそうだ。
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プレスリリース:「JR東日本とANAの包括提携について」