「gooリサーチ」を提供するNTTレゾナントと、総合情報サイト「All About」を運営するオールアバウトは、「薬と病院についてのアンケート」を実施し、1,111名(男性50.1%、女性49.9%)から有効回答を得た。今回の調査では、「かかりつけの病院や医師(かかりつけ医)」がいる人といない人で、どのように情報に対する意識や行動が異なるかに重点を置いて分析されている。
まず、「かかりつけ医がいるか」について尋ねたところ、「ある」と回答した人が42.4%。一方、今はないが今後ほしいと考えている人も多く、48.6%と約半数を占めている。また、かかりつけ医から処方箋を受けたことがある人の30.4%が「医師によく相談したり説明を求めたりする」と答え、「たまに相談したり説明を求めたりする」という人も46.2%に達することから、かかりつけ医のある人は医師とのコミュニケーションに積極的だと言えそうだ。
かかりつけ医への薬の相談内容を尋ねたところ、「服用方法について」47.8%、「薬の飲み合わせ」47.2%、「副作用について」36.2%となっており、ジェネリック医薬品や漢方薬などの処方を相談する人はまだ少ないことがうかがえる。また、医師に相談したり、説明を受けることで、57.4%の人が「納得した」と回答し、「まぁ納得した」の41.1%とあわせると、98.5%という圧倒的多数が医師の説明に満足していることがわかった。
また、かかりつけ薬局について、「よく行く保険薬局は何箇所あるか」という質問については、かかりつけ医のある人は、「保険薬局を1か所に決めている」という人が45.0%と多い一方、かかりつけ医がない人は15.0%にとどまった。さらに、「処方された薬について自分で調べたことがあるか」という質問については、「インターネット(パソコン)」で調べるという人が圧倒的に多く、かかりつけ医がある人では62.4%、かかりつけ医がいない人でも50.9%に達している。
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プレスリリース:「【オールアバウト・gooリサーチ共同】薬と病院1000人調査」