メディアアーティストの岩井俊雄氏とヤマハとのコラボレーションによって制作された21世紀の音楽インターフェース「TENORI-ON」は、16×16個のLEDボタンを使って視覚的・直感的に作曲/演奏が可能で、MIDIやサンプリング音による拡張性も備えているという。ヤマハは、2月19日に、この新しい電子楽器の日本語の公式ページを公開した。
英語版の公式ページはすでに2007年に公開されており、海外のミュージシャンたちが操作している動画や、実際に「TENORI-ON」で作成した作品の音声ファイルが公開されている。日本語版の公式ページでもこれらの動画を視聴できるほか、操作ビデオや開発者の岩井氏のメッセージなどを視聴することができる。また、YouTubeでも数多くの動画が公開されており、デモ演奏の動画は68万回も再生されている。
現在、日本での発売は未定となっているが、4月25日に東京・青山のスパイラル・ホールにて「TENORI-ON」の発表イベントを開催。当日は、岩井俊雄氏はもちろん、ジム・オルーク、アトム・ハートなど、現代を代表する注目アーティストが登場して、この新しい楽器の紹介を行う。
【関連リンク】
・東大、坂本龍一氏の対話型講義をポッドキャスト配信
・携帯音楽プレイヤー利用者、4人に1人は「耳が痛くなったことがある」
・2007年のデジタル音楽セールス、宇多田ヒカルがアヴリル・ラヴィーンに次いで世界2位
・YouTube&ニコ動で1000000回再生!耳コピ演奏の達人「スタインウェイの人」松澤健さんインタビュー
・「TENORI-ON」公式ページ(日本語)