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統括編集長インタビュー

「インターネット広告に派手な企画力はいらない」 “売れる”インターネット広告の極意


インターネット広告を出稿してみたが、なかなか効果がない…と悩むマーケティング担当者は多いのではないだろうか。「どうすればインターネット広告で商品を売ることができるのか?」多くの人が知りたいのはそこだ。“レスポンスの魔術師”の異名をとる加藤氏にその極意と、広告代理店マンの未来像について聞いた。

今回お話を伺ったのは…
加藤 公一レオ
1975年ブラジル・サンパウロ生まれ、アメリカ・ロサンゼルス育ち。西南学院大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、Euro RSCG Tokyo、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、一貫してインターネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケティングに従事。現在は単品通販が数多く存在する九州において、インターネット広告ビジネスの総合プロデュースおよびコンサルティング活動を行っている。その実践経験とノウハウをもとに、インターネット広告のレスポンスを“確実に”アップさせてしまうため、クライアント企業から「レスポンスの魔術師」との異名をとる。「宣伝会議 インターネット広告講座」「日経 NET Marketing FORUM」「Web広告研究会 WABフォーラム」など講演多数。著書に『単品通販“売れる”インターネット広告』(日本文芸社)。

代理店は、広告効果測定から逃げられない

“レスポンスの魔術師”と異名をとる、
加藤 公一レオ氏

 インターネット広告活用が進む中、クライアントはより費用対効果の高いコミュニケーションプランを求めてきているという話をよく耳にするが、実際の現場でもそういった声は多いのだろうか? 加藤氏は「クライアント、特に経営者からすると効果測定に対する要望は非常に高いですね。しかし、逆に大手企業の宣伝担当者や、広告代理店にとってはなるべく効果測定システムを入れたくないというのが本音だったりします」と指摘する。

 「当然、ブランディング目的なのか、レスポンス目的なのかで、広告プランニングや目指すゴールは変わってきますが、インターネット広告を活用する場合は『どれだけ効果があったのか?』という結果が他のメディアに比べて明確にわかります。インターネット広告市場は拡大しているし、『広告効果測定』というキーワードから、広告代理店は逃げられなくなるでしょう」

 さらに「インターネット広告を提案する場合、話題性を強調して提案する場合も多いです。昨年度であれば『CGM』や『Second Life』といったキーワードをよく耳にしました。しかし、クライアントにとっては成果がでなければ、いくら最先端技術を駆使したところで、まったく意味がありません。それよりも、『インターネット広告を活用してどう商品を売るのか?』ということの方が、非常に大切なことだと私は思っています」と語る。

 目先の目新しさに飛びつくよりも、どうすれば売上がアップするのか? その点を追及していくのが、大切というわけだ。しかし「インターネットで儲けること」が難しいのもまた事実だ。次ページから、売上をアップさせるインターネット広告のノウハウを伝授してもらった。

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この記事の著者

押久保 剛(編集部)(オシクボ タケシ)

メディア編集部門 執行役員 / 統括編集長

立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、2006年スタートの『MarkeZine(マーケジン)』立ち上げに参画。2011年4月にMarkeZineの3代目編集長、2019年4月よりメディア部門 メディア編集部...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/09/28 22:28 https://markezine.jp/article/detail/2859

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