ビジネスブログに期待するのは、詳細で鮮度の高い情報
今回、ビジネスブログを提供いている企業のイメージとして最も多かったのは「親しみやすい」(51%)で、「オープン」(44.8%)、「情報発信に積極的」(39.7%)が続いている。また、「ビジネスブログを見たことがない」と回答した人の数が、前回の26.1%から19.0%に減少しており、ビジネスブログの普及とイメージの定着が進んでいることがうかがえる。
ビジネスブログに期待する情報としては、「製品やサービスの詳細な情報」(60.3%)、「新製品やサービスの発信」(42.6%)、「通常のメディアでは知りえない舞台裏情」(41.9%)がトップ3となり、1位の「製品やサービスの詳細な情報」は2位を約18ポイント引き離し、最も強く求められる情報となっている。また、ブログをよく見る業種としては「食品・飲料メーカー」が27.4%でトップとなり、「電機メーカー」、「自動車メーカー」、「レストラン/フード」が続いている。
コミュニケーションよりも情報の閲覧や収集だけを目的とした利用者の増加
ビジネスブログを読む理由としては、「訪問したサイトがたまたまブログだった」(23.7%)、「普通に検索したら行き着いた」(19.5%)となっており、特にビジネスブログを読もうとしなくても、検索エンジンで情報を探しているうちに自然と接触する機会が増えている様子がうかがえる。読まれるビジネスブログとなるには、検索エンジン対策も重要となりそうだ。
また、ブログの特徴でもあるコメントやトラックバック機能の利用は減少傾向にあり、特に2人に1人以上が「トラックバックをするつもりはない」と回答。その理由としては「面倒くさい」が最も多く、「なんとなく敷居が高い」が続いており、シックス・アパートは、情報の閲覧・収集のみを目的としたインターネットユーザーの比率が上昇した結果と分析している。しかし、トラックバックしない理由のひとつには「機能が閉じられていて、物理的に不可能」があり、ブログの炎上や荒らされることを考慮して利用を制限している企業も増えているようだ。
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