ネットレイティングスが発表した資料によると、利用者が最も多い「Yahoo!知恵袋」の3月の利用者数は1,261万人で、前年同月の465万人に比べ2.7倍に拡大。ページビュー数も2倍近くに増加し、「Yahoo! JAPAN」のメニューの中で最も成長率が高いサービスのひとつとなっているという。また、「教えて!goo」も、前年同月の505万人から781万人に拡大している。
知識・情報共有サービス分野について日米を比較すると、日本の「Yahoo!知恵袋」の利用率25.7%に対して、米国で最も利用者の多いQ&Aサイトである米Yahoo!の「Yahoo! Answers」は9.4%。オンライン百科事典「Wikipedia」についても米国における家庭でのリーチ24.5%に対して、日本は37.8%と大きく差をつけている。また、1人あたりの平均利用頻度や平均利用時間でも、米国を上回っているという。
ネットレイティングス代表取締役社長兼ニールセン・オンラインチーフアナリストの萩原雅之氏は「WikipediaやQ&Aサイトに代表されるようなユーザー同士による知識・情報共有サービスは、動画やSNSなどと並び近年最も成長したジャンル。米国と比べて利用率が高く、成長のスピードも速いことから、日本人好みのサービスともいえそうだ」とコメントしている。
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