「Adobe Acrobat 9」ではAdobe Flashがサポートされ、PDFファイルにFLVやH.264ビデオを挿入し、AcrobatやAdobe Readerで再生することができる。また、文書やビデオ、音声、3次元データなど、さまざまな種類のコンテンツをひとつのPDFポートフォリオにまとめることもできる。
そのほかの新機能として、Acrobat 9はリアルタイムコラボレーション機能を搭載。Acrobat 9を使って契約文書を顧客に送付した場合、送り手と受領者がAcrobat.comにアクセスすれば、リアルタイムに文書の表示を同期させることが可能となる。Acrobat.comでは、ファイルの保存や共有、PDFフォームを利用したデータ収集・処理、共有文書レビューでのコメント収集機能も提供する。
「Adobe Acrobat 9」日本語版は、アドビストアほか全国の取扱店で2008年7月上旬から提供を開始。PDF文書の閲覧に必要な「Adobe Reader 9」日本語版(無償)は、7月上旬よりアドビ システムズ社のWebサイトからダウンロード提供される。
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