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家電業界サイト、「利用者数」は横ばいも「利用時間」は増加傾向

 ネットレイティングスは、各産業界別の企業Webサイトの利用状況にフォーカスした「産業別Webレポート」サービスをスタート。その第一弾として「家電業界Web レポート」、「旅行業界Web レポート」を6月10日に発売し、データの一部を公開した。

 両レポートによると、2008年4月度現在の「家電・エレクトロニクス」「旅行業界」のカテゴリの利用者数はインターネット利用者全体の57%と53%で半数を超えている。しかし、家電・エレクトロニクスでは、新商品発売時には企業サイトの利用者が一時的に伸びるものの、年間を通じての伸びはみられない。また、旅行関連のサイトでも利用者数の伸びは鈍化しているという。

家電メーカーサイトの利用者数と総利用時間
(2007年4月と2008年4月の比較、家庭のPC からのアクセス)

 一方、総利用時間に注目すると、家電・エレクトロニクス企業のサイトの総利用時間は対前年同月比で39%増となっている。旅行関連では原油高の影響で旅行を控えた人が増えたためか、総利用時間は減少傾向にあった。

旅行関連サイトの利用者数と総利用時間
(2007年4月と2008年4月の比較、家庭のPC からのアクセス)
※ExpediaはNielsen Onlineが統計上の信頼性を確保できると規定するサンプル数を満たしていない。

 ネットレイティングスでは、こうした傾向は昨今のインターネット利用者の視聴行動の変化と相似しており、企業サイト、商品情報提供サイトにおいても、利用者数やページビュー数の基本指標とともに、利用時間や利用頻度も重要になってきていることを表していると分析している。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2008/06/10 15:05 https://markezine.jp/article/detail/4016

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