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四家正紀のネオコミュニケーション遊談

「どうぶつの森」から「涼宮ハルヒ」まで! ブログで振り返る2006年(中編)


 話題は「どうぶつの森」から「涼宮ハルヒ」に移って、今年の大ヒット作の核心へ! さらに、従来のライターでは追いつけないネタを次々と料理する、いしたに まさきさんの「ライター」そして「ブロガー」としての考え方に迫ります。続きはこちら。

遊談相手
いしたに まさき(ライター&ブロガー)
雑誌、ネット媒体やブログを中心にして主に生活に関する分析や評論を広く手がける。ガジェットやメガネなどのデバイスについても執筆多数。クチコミマーケティング・ブロガーグループ「ONEDARI BOYS」メンバー。2002年メディア芸術祭・特別賞「ライフスライス」受賞メンバー。共著に『ソーシャル・ネットワーキング・サービス 縁(えん)の手帖』『マーケティング 2.0』(いずれも翔泳社)がある。

ブログ 「[mi]みたいもん!
クチコミマーケティングのパイオニア・おねだりボーイズ!「ONEDARI BOYS」 


「意見を言わない人」は「意見を持っていない人」ではない

いし
いきなり4月に飛びますが、エイプリルフールも「どうぶつの森」だったんだ。「「どうぶつの森」とDSライトを両方なくしました。
ぼくの「どうぶつの森」のピークは、ここだったと思いますね。でも、DSっていまだに品薄ですね。恐ろしいことだ。
四家
どうぶつたちがパンドラあけたんですよ。「風来のシレンDS」もmixi活用がすごい。救助隊コミュニティというのができていて「7階でやられたから助けてくれ」とか書いておくと、ほんとに誰かが助けに来てくれるらしいです。
いし
みたいですね。ぼくは方向音痴なので、あのシリーズはダメなんですよ。ホントにただ迷っちゃう。
「不思議のダンジョン 風来のシレンDS」は、2006年12月14日に発売されたばかり。
(開発:チュンソフト、販売:セガ)
四家
あたりまえの話、「コミュニィティ」って関係をつくっていくもんですけよね。さっきも言ったとおり、mixiニンテンドーDSがキラーアイテムになって新しい関係のつくり方が急速に完成して、Wiiにまでそれが飛び火しているんですよね。もう、あっという間。
いし
どちらか片方だけではここまでのスピード感はなかったのかなとは思いますね。Wiiの発売当日もmixiが面白くて、「腕が痛い」、「腕が痛い」ってそんな日記ばっかり(笑)。
四家
でもほんとそうなんですよね。「メディアを媒介した身体性」というのも、今年のテーマだったと思います。
コミュニケーションの媒体がテキスト主体からどんどんマルチメディア化していく。もちろんはるか昔からそんなのあったんだけど、一気に大衆化した。
いし
YouTubeもポッドキャスティングもそうですね。これはmixiでも「はてブ」でもどちらにもあてはまることですが、発言の敷居が下がるとユーザーの言葉はいくらでも出てくるんですよね。
今って、ROMユーザーだからって何も考えてないわけじゃない。意見を言わない人は意見を持っていない人ではない。敷居が下がるとそういう人たちの意見が出てくる。それを改めて確認できました。
四家
もともとROMがいてくれないと、書く方のモチベーションもなくなるわけですけど、バランスが変わりましたね。
いし
そもそもブログの一番の功績は、発言のための敷居を下げてくれたこと。この流れはもうとまらないんでしょうね。
四家
技術が敷居を下げて、新しいコミュニケーション層ができる。
いし
可視化ですね。
四家
そう。それが「DS持ってないとマズイ!」みたいに、消費にまで影響を及ぼしていき、いまだに品薄という。そういう流れが見えましたね。

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この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/02/27 16:33 https://markezine.jp/article/detail/523

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