多くのユーザが携帯電話サイトから、衣料や化粧品、CDなどを購入していることがわかった。MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)が、無料ホームページ作成サービス「00HPメイカー」など、モバイル9サイトの協力を得て実施した「モバイルコマースに関する利用動向調査」によると、モバイルコマースを利用したことが「ある」と答えた人は、全体の53.9%に及んだ。調査期間は1月26日から29日の4日間。4,391人から有効回答を得た。
利用者を各職業内比率で見ると、高校生が32.2%、大学生44.9%、社会人(会社員・派遣・アルバイト)66.5%、主婦71.8%となっている。注目に値するのは主婦の利用率の高さだ。主婦のモバイルユーザの7割以上がモバイルコマースを経験しており、携帯を駆使して買い物に勤しんでいるようだ。
また「何を購入しましたか」という問いに対しては、、「衣料・アクセサリー・ファッション」が62.5%、続いて、「化粧品・ヘアケア」39.0%、「医療品・健康食品」34.5%と、ネットショッピングでの定番ジャンルが続いた。「映画・イベントチケット」は8.1%にとどまっている。平均利用金額は3,000から5,000円の価格帯が最多、最高利用額が1万円以上と答えた人は全体の4割以上に上った。
さらに「今後、モバイルコマースで利用したい商品ジャンルは?」との問いでは、「衣料・アクセサリー・ファッション」42.5%、「CD・ビデオ・DVD」37.3%、「書籍・雑誌」27.2%、「家具・雑貨・小物」21.6%、「映画・イベントチケット」21.3%を誇っている。2番目の高いニーズは、経験者・未経験者同じく「CD・ビデオ・DVD」との回答で、それぞれ30%以上の回答となっている。
また、現状ではあまり利用されていない「映画・イベントチケット」だが、経験・未経験を問わず20%を超えるニーズがある結果となり、今後は携帯電話から映画やイベントのチケット購入が進みそうだ。
プレスリリース:「モバイルコマースに関する利用動向調査」