モバイル検索を普及させる可能性を秘めた共同開発がスタートした。KLab株式会社と株式会社シーエー・モバイルは2月15日に、携帯電話に特化したロボット型検索エンジンを共同開発することで合意。両社は2006年12月21日に資本業務提携をはたしている。
パソコンでは検索エンジンが高機能化し、快適な環境が整いつつあるが、それに比べて携帯電話の検索エンジンは、まだユーザーの求めている検索結果を十分に提供できていない状況だ。モバイルサイトはサイトの構造上、パソコンで使われている検索ロジックがうまく機能せず、パソコンの検索技術を応用するだけでは不十分だからだ。
そのような状況の中、KLabとシーエー・モバイルは、ユーザーがモバイル検索エンジンを利用する際に、「目的」「使い方」「検索ワード」に偏りがあり、一定のパターンが存在することに着目。パソコン向け検索エンジンとは異なるアプローチによる検索技術の共同開発に取り組むという。
両社は、既存の検索エンジンより、モバイルユーザーのニーズに近い検索結果を表示させることができる検索エンジンの開発を目指し、これを2007年夏までに実用化し、シーエー・モバイルが運営するポータル「ixen(イクセン)」などに提供していく予定だ。
プレスリリース:「KLabとシーエー・モバイル携帯電話に特化したロボット型検索エンジンを共同開発へ」