Yahoo! MOBILEのPC向けサイトで公開されているPDFファイルは21ページにもわたって、Yahoo!とGoogleのモバイル検索がいかに違うかを画面を並べて比較している。「ピザ」「ニューヨーク」「グルメ」といった16のキーワードごとに両社が対戦する形式で、テキストベースのGoogleに対して、カテゴリごとに整理されたデータをカラフルなアイコンや写真で見せるYahoo!の画面を紹介して、強烈に自社サービスをアピールしている。
PC向けの検索シェアランキングではGoogleに水をあけられているYahoo!だが、モバイル検索市場には時間をかけて大攻勢をかけてきた。ノキア、サムスンをはじめとする世界各国の大手携帯端末メーカーと提携し、携帯向けサービス「Yahoo! Go for Mobile 2.0」の普及につとめてきた。モバイルに最適化した検索サービス「Yahoo! oneSearch」は、同社の資料によると世界中の1億台以上の携帯で利用可能だという。
「Yahoo! Go for Mobile 2.0」ガンマ版のプレスリリースでは、広告主に対してもYahoo!の優位性をアピールしており、「Yahoo!はモバイル市場ではGoogleに負けない」という強い意志を感じさせる。
参考資料:"DARE TO COMPARE Yahoo! vs Google on Mobile" (PDF)
プレスリリース:"Yahoo! Reinvents Search for the Mobile Web"