アップルは3月22日、パソコンに入っているビデオ、音楽、写真などのデジタルコンテンツを、家庭用のテレビに送信して楽しむ「Apple TV」を発売した。
「Apple TV」の本体は家庭用のワイドスクリーンテレビに接続。WindowsパソコンでもMacでも、iTunesで管理しているコンテンツならApple TVに向けてワイヤレスで送信することができる。あとは、テレビでの操作を付属のリモコンで行うだけ。
ネットで手に入る音楽や動画の品質は飛躍的にアップしているものの、ハイクオリティな映像をキーボードやマウスで操作しながら、パソコンのモニターで見るのはなんだか雰囲気が出ないなぁ…と感じている人も多いのではないだろうか。アップル側もデジタルコンテンツをMacで楽しんでほしいというこだわりは捨てた一方、リビングの大きなテレビ画面で、iTunes Storeが提供している作品の魅力を知ってもらい購入してほしいというねらいもある。
Apple TVは40GBのハードディスクドライブを内蔵。最長50時間のビデオ、9,000曲の楽曲、25,000枚の写真などを保存することができる。メーカー希望小売価格は36,800円。
プレスリリース:「Apple TVの出荷を開始」