ウォールストリート・ジャーナルは、3月28日に、米ダブルクリックが身売りを検討しており、その買収先として米マイクロソフトと交渉中であることを報じていたが、4月2日、さらに米Googleが買収に名乗りを上げたことを伝えている。
ダブルクリックの主要株主は、買収価格として20億ドルを希望していると言われている。現在、マイクロソフト、Googleのほかに米Yahoo!と米AOL onlineが交渉中だという。ネット広告ビジネスに力を入れたいマイクロソフト、ダブルクリックの主要な顧客のひとつであるAOLなど、各社それぞれの思惑が入り乱れた買収交渉となっているようだ。
しかし、2006年にGoogleがYouTubeを16億5,000万ドルで買収したときよりも、さらに高額の20億ドルという買収額は、ネット界の主要プレイヤーといえどもそう簡単な買い物ではない。最終的な買収決定まではまだ時間がかかりそうだ。
参考記事:
"Google Joins Race to Buy DoubleClick"(THE WALL STREET JOURNAL)
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