「三省堂書店オンデマンド」出版サービスは、店頭で注文すると、コーヒータイムほどの短い待ち時間で、店頭で印刷・無線綴じ・三方裁断までした商品がその場で手渡しで納品される。注文は1冊から可能。
この店頭オンデマンド出版システムは、アメリカのランダムハウス元編集者で出版人としても名高いジェイスン・エプスタイン氏が提唱したもので、米オンデマンドブックス社の「エスプレッソ・ブック・マシーン」によって実現可能となった。
注文可能な書籍は、洋書では「Googleブックスアーカイブス」200万点と海外の学術書など100万点。日本語の書籍では、デジタル化済みの書籍について国内出版社の協力を得る予定。「品切れ本サービス」のメニューリストも追って発表される予定で、メニューリストにない書籍はリクエストを受ける。このシステムを導入する店舗は、神保町本店から順次拡大する。
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