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メルマガの女王の「10分で理解する“モバイルメルマガ”事情」

これまでメルマガといえばパソコンのメールに配信されるメールマガジンのことでした。しかし最近では携帯電話に配信されるモバイルメールマガジンの存在が大きくなっています。そこで今回は特別企画として「最新モバイルメルマガ事情」についてお話します。

モバイルメールマガジンを極めよう

 ネットショップのオーナーの間で、「モバイル(携帯電話)はよくわからない」「動向が見えない」と話題になっています。しかし若い世代は「隣に座っているお友達に携帯でメールを送る」ぐらいモバイルをフル活用しています。隣にいる人にメールを送るのは少し違和感がありますが、それでも近い将来、この世代が社会人となり、消費者層の中心を占めるようになります。モバイル市場が拡大していくことは間違いないでしょう。

 そして今、注目されているのはモバイルメールマガジン(以下、モバイルメルマガ)です。正確な統計の数字ではありませんが、モバイルメルマガの開封率は70%を超えているといわれています。パソコン(以下、PC)では毎日メールを確認しない人もモバイルに来るメールは高い確率で開封するようです。

 また、「着信があればすぐに気がつく」、「開封しなければいつまでも未開封マークが残ってしまう」といったことが開封率を上げている要因と思われます。携帯電話は、身につけていたりすぐ近くに置いていたりするケースがほとんどです。さらにPCと比べてモバイルはまだ検索エンジンが発達していないので、情報取得をメルマガに頼るユーザも多いようです。

 このような状況なので、「モバイルは、よくわからないから」と敬遠するのではなく、間違いなくやってくる巨大市場に向けて今からモバイルメマガに力を入れておくことは必要不可欠でしょう。

モバイルに適したメルマガってどういうメルマガ?

 携帯電話とパソコンの利用スタイルが違うように、メルマガにおいてもその特徴を理解し、書き分ける必要があります。

『インターネット白書2006』(財団法人インターネット協会)でも「移動中によく使うメディア」という項目で、移動時に携帯電話を使用する人はゲーム利用も含めて35.5%も占めています。あなたが携帯電話を使うときはどんなときでしょう。仕事やお友達とのメールの送受信の他、電車に乗っているとき、人を待っているとき、家でボーっとしているとき、お昼休みや待ち時間、寝る前などに使うことが多いのではないでしょうか。つまり携帯電話でメールやインターネット閲覧をする場合は、時間がある時のお楽しみ、言わば「暇つぶし」であることが多いのです。

 商品説明だけの「売り売りメール」は「つまらな~い」と即解除されてしまいます。モバイルユーザの暇つぶしにとことん付き合うようにしていると、ユーザとコミュニケーションが取れるようになります。日常の面白かった話や時にはクイズなど気軽に読者が、参加できる企画を提案してみるのもよいと思います。

  また読者が必要としている情報を提供することもコミュニケーション術としては大切です。例えば「釣り道具」を扱っているお店のメルマガなら「穴場情報」「魚の豆知識」といった内容を連載してみては、いかがでしょうか。伝えたい内容に関連する情報提供することで、読者がメルマガに興味を持ち楽しみに待つようになります。

 けれどもいくら暇つぶしといっても全く意味のないメルマガを毎日配信し続けていては、スパムメールと同じように扱われてしまいますのでご注意ください。モバイルメールは、受信するだけで読者に料金が加算されるケースもありますので、節度を守ってワクワクする楽しめるメルマガを心がけましょう。基本的にメルマガを受け取ったときにストレスを感じないようにまとめ上げることも大切です。 

読者をメルマガから商品ページに誘導する方法

 それではモバイルメルマガに適したメルマガ構成を考えてみましょう。ページへの誘導は冒頭の部分で決まります。読者をお楽しみでひきつけ、ページ誘導後に伝えたい内容を記載します。具体的には下記のように「チラシ型で誘導」「語りかけ型で誘導」の2パターンに分けることができます。

チラシ型で誘導

 上の画面は「チラシ型で誘導」のケースです。チラシ型のポイントは短いキャッチコピーになります。このキャッチコピーの下にURLを記載してテンポ良く誘導します。紹介したい内容がたくさんある場合やランキングの記載などに使用すると効果的です。次に「語りかけ型で誘導」の例です。

語りかけ型で誘導

「語りかけ型で誘導」の場合は、話しかけながら読者が知らない間にURLへ…という形で誘導します。読者に話しかけながら文章内にURLを挿入してなにげなくクリックさせるのです。モバイルメルマガの言葉遣いや表現方法については、取り扱う商材やコンセプト、ターゲットを考えながら適した方法を見つけてください。

 ところで、メルマガを送る時間は一日の中で何時ごろがベストなのでしょうか。その場でメールを開封してもえる可能性の高いモバイルの場合、配信時間が重要になってきます。

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この記事の著者

白澤 明子(シラサワアキコ)

株式会社ムーサジャパン代表。売り上げアップ支援隊隊長。メールマガジン執筆代行をはじめ、最大時には、1週間に18通ものメルマガを書き、メルマガの女王との異名を持つ。多くの執筆、シ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/05/11 08:00 https://markezine.jp/article/detail/1144

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