2007年に「誰でもウェブで簡単に本を作れるサービス」としてスタートした「BCCKS」は、現在、本を作成する会員1万5000人、非公開のものも含めると作成された本は2万冊を超えるサービス。そのBCCKSが、ウェブでつくった本を、PC、紙、iPadを含めたすべてのデバイスで楽しめる新しいシステムへと移行しようとしている。
BCCKSの新システムでは、縦組み、ルビのほか、テキストのリフローにも対応し、プロレベルの電子出版が可能になる。また、正式発表に先駆けて、新しい読書体験を提案するPC用電子書籍リーダーのサンプルも公開。BCCKSのチーフ・クリエイティブ・オフィサーである松本弦人氏の日記を、新機能とともに楽しむことができる。
6月2日に東京・恵比寿で行われる発表会では、新しいBCCKSの全体像と公開時期、実際の本づくりの実演などを行う(発表会は事前登録が必要)。BCCKS記者発表会の模様はUstreamによる放送も行われる予定だ。
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