6月にもっとも「いいね!」を獲得したのは「漫画全巻ドットコム」
fatlandは、フェイスブックの人気記事ランキングなどを提供する「フェイスブックなう」で、6月にもっとも「いいね!」を集めたFacebookページのランキングを発表した。ランキングは「フェイスブックなう」で、約2500の国内Facebookページから情報を収集・集計したもの。
総合1位は、1840の「いいね!」を獲得した「漫画全巻ドットコム MANGAZENKAN.COM」。以下、主なカテゴリの1位を見ると、グルメでは「Domino's Pizza Japan」(69)、ファッションでは「satisfaction guaranteed」(794)、企業では「JAPAN AIRLINES」(1594)、プロダクトは「iida」(765)となっている(カッコ内の数字は「いいね!」の数)。
あのFacebookページのファン数が急増したのはなぜ?
fatlandはまた、国内1950のFacebookページについて、6月のインタラクション数(ウォールに対する「いいね!」+コメント数)とエンゲージメント率(インタラクション数をファン数で割ったもの)の調査を行い、分析を行った。Facebookページのファン数ランキングを見ると、「Facebook Japan」「Satisfaction guaranteed」」Uniqlo」「無印良品」「スターバックス」といった、Facebookページの事例として取り上げられやすい企業が上位にランクインしている。
フェイスブック ファン数ランキングTOP10(カッコ内の数字はファン数)
1位 Facebook Japan (1,056,625)
2位 satisfaction guaranteed (406,107)
3位 漫画全巻ドットコム MANGAZENKAN.COM (172,473)
4位 Uniqlo (169,296)
5位 無印良品 (138,108)
6位 スターバックス コーヒー ジャパン Starbucks (114,221)
7位 サッカー日本代表 (103,835)
8位 ANA.Japan (100,816)
9位 Manga 漫画 Community rgstrd by ArcamBooks (96,740)
10位 Ryuichi Sakamoto 坂本龍一 (94,810)
また、Facebookページのファン数増減ランキングは以下のとおり。
Facebook ファン数増減ランキングTOP10
(カッコ内の数字はファン数、末尾の数字は増減数)
1位 Facebook Japan (1,056,625) +245,500
2位 スターバックス コーヒー ジャパン (114,221) +62,514
3位 Uniqlo (169,296) +55,612
4位 無印良品 (138,108) +48,669
5位 サッカー日本代表 (103,835) +43,701
6位 ANA.Japan (100,816) +42,055
7位 ローソン(LAWSON) (80,445) +42,028
8位 楽天市場(Rakuten, Inc.) (924,33) +40,971
9位 au by KDDI (73,892) +40,322
10位 satisfaction guaranteed (406,107) +38,711
ファン数の伸びが著しい10のFacebookページのうち、1~9 位のFacebookページは、Facebookに新規登録する際におすすめのページとして紹介されるページ。どのページも6月の1か月間で、前月末時点のファン数から2倍近い数のファン獲得に成功している。特に「スターバックスジャパン」は約3倍となり、その伸びは驚異的なものがある。
ファン数とインタラクション数の関係
インタラクションランキングでは、主に芸能人や著名人が上位にランクイン。企業では「ANA」や「JAL」などの航空会社が入り、「桑田圭祐」「阪神タイガース」はファン数が5000人前後にも関わらず、その他のFacebookページと比較して非常に高いインタラクション数を獲得している。
fatlandは、ファン数が多いほど、インタラクション数が多いのではないかという仮定のもと、分析を行ったが、データ全体ではそうした傾向は読み取りにくい結果となった。しかし、業種別にファン数に対するインタラクション数を見てみると、興味深い傾向が明らかになった。
「企業」に絞って“ファン数 vs インタラクション数”を見ると、ファン数が多いほどインタラクションが多くなっている。突出しているのは、「ANA」と「JAL」』の2社だが、他の企業と比較するとインタラクションが非常に多く、ページが活発化している。
また、ファン数に対するエンゲージメント率を分析したところ、ファン数が多いほど、エンゲージメント率が下がっていることがわかる。これは、ファン数が増加するとアクティブなファンが減るというより、ノンアクティブなファンの比率が増えるためと考えられる。
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