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あの企業のソーシャルメディア担当者に聞きました!

東急ハンズのソーシャルメディア担当者に聞く、12万人のファンを誇る人気アカウントの舞台裏

 ソーシャルメディアを積極的に活用している“あの”企業の担当者に会いに行くこの連載。第6回目は、「ここは、ヒント・マーケット。」をスローガンに、数多くの驚き・楽しさ溢れる商品を取り揃える、株式会社東急ハンズさんにお邪魔してきました。2011年12月現在、3つのTwitterフォロワーの総計は6万人以上、Facebookファン数は12万人以上という、国内屈指のビッグアカウント運営について、詳しくお伺いしてきました。

今回お話を伺ったのは…
株式会社東急ハンズ
ITコマース部 EC企画課
緒方 恵さん
2005年に東急ハンズに入社。渋谷店スタッフとして仕入・販売に従事。その後バイヤーやVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)担当を経て、2010年よりITコマース部にてECサイトのディレクションとソーシャルメディア運用を担当している。
株式会社東急ハンズ
経営企画部 ブランディング課 主任
國分 一郎さん
1995年にアルバイトとして東急ハンズ渋谷店に入社。照明担当として仕入・販売に従事。契約社員を経て正社員となり1998年新宿店へ異動。オーディオ・防犯用品・金物などの担当を歴任し、2003年に異動し北千住の新店開業に携わる。北千住店ではDIY・クラフト全般を担当。2009年4月より現職。広報やブランディング、商標管理などを担当。

目的別に分かれる3つのTwitterアカウント

Q. 東急ハンズで運用しているソーシャルメディアについて教えてください

緒方: Twitterは本社で3つ、店舗で6つのアカウントがあります。その他にFacebookページとmixiページも運用しています。mixiページはFacebookページで投稿した中から、mixiのターゲット層に合いそうなものを投稿しています。

國分: 広報がすべての監修はしていますが、基本的にはそれぞれの担当者に任せていますね。

Q. Twitterアカウントの使い分け方は?

緒方: 本社で運用しているアカウントに関しては、“ヒト人”を伝える@TokyuHands、“コト”を伝える@HintMarket、“モノ”を伝える@HandsNetの3つに分かれています。

これらの本社が運用しているアカウント以外に、全国24店舗中、札幌店、広島店など、やりたいと手を挙げた6つの店舗が独自に運用しています。

東急ハンズの持つ各Twitterアカウントの役割
  • @TokyuHands … 「何でも聞けるお兄さん」といったイメージ。新宿店のスタッフが担当。中の“ヒト”の人間味が伝わるようなコミュニケーションで、東急ハンズに親しみを持ってもらう。
  • @HintMarket … イベント情報やオフィシャルな情報を中心に、東急ハンズに関する“コト”を伝える。広報が担当。
  • @HandsNet … 東急ハンズのECサイト「ハンズネット」で扱う“モノ”を中心としたコミュニケーションを行う。ECの部署が担当。

國分: 現時点でソーシャルメディア運用は、業務の一部として確立しているわけではありません。ブランディングの一端を担っていると、理解しているところから始めている状態です。ソーシャルメディアが好きで、続ける自信のある人がやらないと、うまくいかないと思っているので、無理強いするようなことはしていません。

Q. お二人はこれまでどのようなお仕事をされてきましたか?

國分: 渋谷店、新宿店でバイヤー業務や販売員として従事した後、北千住店の開業に携わりました。計14年、店舗スタッフとして働き、2009年4月から本社の広報を担当しています。ちょうどその直後から、会社として「ヒント・マーケット」というブランディングを始め、対外的にも企業の形を大きく変えた時期でした。2009年7月にTwitterアカウントを取得し、ソーシャルメディア担当を兼務するようになりました。

緒方: 私は5年前渋谷店のスタッフとして入社し、その後バイヤーやビジュアルマーチャンダイジング担当を経験した後、1年半前からECのチームへ異動となり、その時からソーシャルメディア担当を兼務しています。弊社の社員は、皆が店舗スタッフとして接客サービスを経験しているので、誰でもソーシャルメディア担当になれると思いますね。

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&a...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2011/12/15 08:00 https://markezine.jp/article/detail/14840

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