SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

目の不自由な人も安心して食べられる“点字バーガー”


 海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「ブログタイムズBLOG」からの厳選記事を、週に1回お届けするこの連載。今回は心がほっこり暖かくなる工夫をしたハンバーガーのお話です。毎週水曜日更新。

キャンペーン概要
  • 時期:2011年11月
  • 国名:南アフリカ
  • 企業名:WIMPY
  • 業種:飲食店

たった15個のハンバーガーから広がったメッセージ

 イギリスのハンバーガーチェーン「WIMPY」は、南アフリカにおけるCSR/PRの一環として“目の不自由な視覚障害者でも安心して食べられる”ユニークなハンバーガーをわずか15個作成しました。

 このハンバーガーは「点字バーガー」と名付けられ、ハンバーガーのバンズに香りづけとして通常使用されているゴマを用いて、点字でメッセージを描いています。

 ゴマで描かれた点字メッセージは、「100% PURE BEEF BURGER MADE FOR YOU」というもので、目の不自由な方にとっても、安心してハンバーガーを口にすることができるようになっています。

 同社はこの「点字バーガー」を視覚障害者15人に商品の詳細を隠した上で実際に食してもらいました。

 この「点字バーガー」を食した視覚障害者の方々は、皆さん嬉しい驚きを受けて周囲の人に伝えたくなり、視覚障害者向けのニュースレターにその内容を語ったり、自身のブログで綴ったりしたそうです。

 この結果、わずか15個だけ作成したWIMPYの「点字バーガー」プロジェクトは、視覚障害者80万人以上にリーチし、『WIMPYは誰にとっても、家にいるかのように心安らぐ飲食店である』というメッセージの伝達に成功したようです。

 心が「ほっこり」とあたたまるような試みで素敵ですね。パン屋さんなんかで広まってもいいかもしれません。

 「点字バーガー」の作成過程は下記イメージや動画もご覧ください。
はじめに手作りのバンズにゴマを一つ一つピンセットで配置していきます。

そしてオーブンで焼き上げます。


最後にパティや野菜などの具をはさんで完成となります。

動画はコチラ

参考サイト

先週の紹介キャンペーン

 記事転載元:ブログタイムズBLOG

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

著者Twitter著者Facebook●About / PR TIMES Inc ・プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の運営 ・ブログマーケティングサービス「ブログタイムズ」の運営 ・WEBクリッピングサービスの提供●About / Vector Group コアバリューである「モノを広める」スキルを通じて、企業・消費者の皆様をマッチしたサービスを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/01/18 10:21 https://markezine.jp/article/detail/14989

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング