アドビ システムズ株式会社が20周年を迎えた記念すべき日に、代表取締役社長 クレイグ・ティーゲル氏は同社の歴史を振り返りながら、その歩みが常にイノベーションとともにあったと語る。
「イノベーションと成長」、その象徴的な存在であるアドビ システムズ共同創設者チャールス・ゲシキ氏のビデオも紹介された。氏が世に送り出したAcrobatが浸透するまでには多額の投資と時間がかかったが、現在10億ドルのビジネスに発展しており、これが変革によって成長できることの証だとコメントを寄せている。
日本法人が設立された1992年当時は、Illustrator、Photoshop、Premiere、After Effectsなどが主力となっていたが、2000年代に入るとインタラクティブメディア、Webコンテンツのオーサリング領域へとビジネスを拡大。2009年にアクセス解析ツール「SiteCatalyst」で知られるOmnitureを買収することによって、オンラインマーケティング市場に参入することになる。
その後も、Day Software、Efficient Frontierなどを買収し、「Digital Marketing Suite」としてデジタルマーケティングのあらゆるニーズにこたえる製品ポートフォリオを構築。アドビ システムズのクライアントのひとつである楽天グループから、楽天証券株式会社マーケティング本部長 矢田耕一氏がビデオで登場し、アドビ製品がビジネスにもたらすインパクトとアドバンテージについて語った。
日本法人が20周年を迎えた今年、米国本社は設立30周年を迎える。日米で迎える節目の年に、アドビ システムズはさらなるイノベーションと変革によって成長を続けるため、新しい一歩を踏み出す。
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