GPSは平面の位置情報しか取得できないため、地上や地下に複数のフロアを持つ施設内では正確な位置の把握が困難となっていたが、DNPデジタルコムとJR東日本は、ARを使った東京駅構内の案内アプリ「JR×AR」を開発。アプリをダウンロードしたスマートフォンのカメラで、東京駅構内27か所に貼付された専用のARマーカーを読み取ると、駅構内での現在地と利用者が向いている方向などの情報が取得できる。
位置情報のほか、駅構内地図や「エキナカ」の店舗、列車の運行情報、乗り換え経路探索、時刻表や路線図など、駅利用者にとって利便性の高いサービスを提供。ショップリストには、「お食事・軽食」「弁当・惣菜・ベーカリー」「おみやげ」など、7ジャンルに分類された東京駅構内の情報が登録され、店舗を選ぶと、現在地から店舗までの位置を構内地図上で確認できる。このシステムの実証実験は、4月16日から6月30日まで行われる。
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