シード・プランニングの調査によると、2012年5月時点の国内リスティング広告自動入札ツール導入件数は、およそ1200件。今後も導入件数は拡大が続き、2012年末時点で1600件に達することが見込まれる。
リスティング広告自動入札ツールは、Ignition One、Efficient Frontier、KENSHOOなどの海外製ツールなどを皮切りに、ディスプレイ広告を自動取引するDSPやソーシャルメディアマーケティング管理ツールなどと一体化し、オンラインキャンペーン全般を統合的に管理するマーケティングプラットフォームへと移行する方向に向かいつつある。同レポートでは、これら一体化したマーケティングプラットフォームは今後幅広い層に普及し、2015年末時点での導入件数は3500件に達すると予想している。
また2012年は、国産の自動入札ツールが、中堅・中小規模の広告主や広告会社での導入件数を伸ばしており、同年5月末時点の自動入札ツール導入件数第一位は「AD EBiS AutoBid」(ロックオン)となっており、大手広告主向けに多く導入されている海外製の自動入札ツールでは「Ignition One」(イグニッションワン ジャパン)の導入件数が最も多いと推定される。
【調査概要】
調査方法:各種公開情報等の収集、訪問・電話によるヒアリング調査
調査対象:リスティング広告自動入札ツールベンダー、広告代理店各社
調査期間:2012年4月~2012年5月
調査項目:
・自動入札ツールの普及状況
・自動入札ツール事業者シェア
・自動入札ツールベンダー動向
・自動入札ツールユーザー(広告主、代理店)動向
・自動入札ツールの今後
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