ゲインとZENは「シニア・ナビリサーチ」の会員を対象に「シニアの消費に関するアンケート調査」を実施した。
ここ3か月で購入したものをたずねたところ、1位「食品」90.0%、2位「お茶・清涼飲料」69.5%、3位「日用消費物」66.6%となり、トップ3は全て生活必需品であった。
男女別で見ると、ほとんどの商品が男性よりも女性の方が高い結果に。特に女性は生活必需品と同様に「衣料品」「化粧品」を購入する割合が高い。
利用するネット通販サイトについては、1位「楽天市場」89.4%、2位「Amazon.co.jp」55.2%、3位「Yahoo!ショッピング」27.0%であった。「楽天市場」の利用率は約9割となり、断トツ首位であった。
男女別で見ると、「価格.コム」の男性12.9%に対し、女性4.2%と8.7ポイントの差が生じた。「価格.コム」は男性の利用率が高いことが特徴といえる。
性・年代別では、「ベルーナネット」「セシール」「ニッセン」に女性60代が高い数値を示した。女性60代はファッション通販サイト利用率が高い模様。
年収別では、1,000万円以上の層は「Amazon.co.jp」「Yahoo!ショッピング」「価格.コム」の利用率が全体に比べ高い結果に。特に「Amazon.co.jp」の利用が高い傾向にある。
また、1か月で「食品」にかける金額については、全体では「10,000円~30,000円未満」が最も多く28.8%という結果になった。
性・年代別で見ると、家庭の台所を預かる主婦層が多い女性50代の消費が最も高く、「30,000円以上(計)」が6割を超えた。
年収別では、1,000万円以上の層は「30,000円以上(計)」が約6割という結果に。特に「50,000円以上」が3割を超え、他の層よりも圧倒的に高い数値となった。一方、300万円未満の層は「10,000円~30,000円未満」が4割を超え、他の層よりも10ポイント以上高かった。
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国50代以上の男女
調査時期:2012年9月27~28日
集計対象数:1,000名
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