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COLUMN

アプリのプロモーションを成功させるために押さえておきたい3つのポイント

 本記事では海外プロモーションを行う機会が増えているであろう、アプリベンダー内のプロモ担当の方やアプリ開発者の方に向けて、アプリのプロモーションのメソッドをアメリカのトレンド含め、3つのポイントにわけて紹介します。

ポイント1:プレイヤーの把握

 1つ目のポイントは、プレイヤーの把握です。プレイヤーの把握には、LUMA Partners LLC.作成が作成したカオスマップという業界地図が有効です。カオスマップを見ると各領域でプレイヤーが乱立しているのが分かります。

出典:LUMA Partners LLC.
出典:LUMA Partners LLC.

 移り変わりが激しいこの業界。私たち自身の状況においても活用するメディアパートナーの顔ぶれは大きく変わりました。半年前から継続して配信しているメディアは20~30%程度でしょうか。

 配信先はアメリカですが、取引先企業は、イスラエル、スペイン、フランス、ブラジル、オーストラリアと様々です。CyberZでは、サンフランシスコに子会社を設け、マーケティング及び運用を実施しておりますが、毎日世界各国のメディアパートナーと電話やSkypeを通じてMTGを行っております。さて、アメリカマーケットへのアプローチであるのに、世界各国の企業を介するのはどういうことでしょうか? あるメディアパートナーの例を紹介します。

 MobPartnerはフランスの会社で、2007年に現在の事業を本格始動し現在はゲーム顧客へフォーカスし、アメリカの売上比率もかなり大きくなっています。CEOは30台半ばと若くイケメンで非常に勢いがありました。以下は、MobPartnerのPublisher一例です。

 多くのアドネットワークや直接多くのPublisherとも連携しています。この中には過去、我々が直接買い付けていたメディアも含まれています。広告形態は、Offer Wall・Push通知・ビデオ広告・インタースティシャル広告(※)など、多くの手段が準備されている点に加え、ターゲティング機能、オプティマイズ機能も充実しています。一概には言えませんが簡単に表現すると、直接買いつけるよりもメディアパートナーを通して出稿した方が効率がよいと言えます。

  • Offer Wall:広告一覧画面(おすすめアプリ一覧、などの画面)
  • Push通知:お知らせメールのようなインフォメーションを、ポップアップで通知する手法
  • インタースティシャル広告:隙間を利用した広告。ゲーム遷移途中に全画面で広告が挿入される

 Publisherは日本と同様に重複し、日々参加するアドネットワークを変えています。弊社グループ会社も日本、アメリカを含め、世界各国でメディアビジネスを展開していますが、いかに優れた配信技術を持ちオーディエンスデータを持っているのかがビジネスの勘所となっています。

 メディアからPublisherまでの構図を図解すると以下のようになります。どのメディアパートナーが、どのアドネットワーク/Publisherと連携しているのかを把握する事と合わせて、どんな機能があるのかを知ることが重要と言えます。

 弊社は昨年末のad:techNYへスマートフォン専門広告効果測定ツール「Force Operation X」のプロモ―ションのため出展しましたが、さまざまな国のテクノロジーに出会いセールスを受け、市場の勢いを感じることができました。

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この記事の著者

山内 隆裕(ヤマウチタカヒロ)

株式会社CyberAgent 取締役/株式会社CyberZ 代表取締役社長1983年、東京都生まれ。大学卒業後、2006年に株式会社サイバーエージェント入社。スマートフォンマーケティング会社の株式会社CyberZをはじめ、子会社4社を立ち上げ、海外事業にも注力。2012年10月に最年少29歳でサイバ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/03/07 08:00 https://markezine.jp/article/detail/17086

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