電通は、ユーザー自身がSNSを通してクーポンを拡散することができる電子クーポン配信サービス「ともだちクーポン」を開発した。第1弾として、3月28日よりFacebook対応でのサービスの提供を開始した。
「ともだちクーポン」では、店頭やECサイトで利用できる電子クーポンをSNSユーザーのソーシャルグラフ上の友達に拡散してもらうことで、企業がこれまで築いてきた顧客との関係性を店舗誘導や商品の購買促進につなげる。SNSユーザーはサービスを利用することで、友達と一緒に使えば割引率が上がるなどクーポンを共有できる。
ユーザーは、PC向けのFacebookアプリの導入、またはiPhone、Android端末向けのスマートフォンアプリをダウンロードすることで、本サービスを利用可能。
企業は提供するクーポンの利用限度数を設定することができ、クーポンを取得したユーザーはその限度数の範囲内であれば、SNS上の友達にクーポンを送ることができる。また企業は「ともだちクーポン」の運用サイトに登録をすることで、クーポンの発行や管理を運用サイト上でリアルタイムに行える。また、このクーポンを読み取るための2次元バーコードリーダーアプリも同時にリリースする。
今後はFacebook以外のSNSへの導入を推進していくとともに、ソーシャルグラフの分析機能やCRM施策との連携を図ることで、クーポン配布の効率・効果の向上を目指す。
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