LINE株式会社は、同社が運営する「LINE」のAndroid版で提供する「LINE フリーコイン」において、動画視聴型インセンティブサービス「LINE フリーコイン Video」の提供を開始した。第一弾としてソフトバンクモバイルと、ローソンが、2月4日よりプロモーションを実施する。動画視聴型メニューの提供は、まず日本国内にて展開し、他の国においても今後拡大していく予定。iOS版「LINE フリーコイン」の導入については未定。
「LINEフリーコイン」は、2013年6月よりLINE Android版に搭載しているインセンティブサービス。これまで、ユーザーが特定のアプリをダウンロードすると、LINE内の仮想通貨である「LINEコイン」(以下、コイン)を獲得でき、獲得したコインを有料スタンプの購入に充当することができるアプリダウンロード型メニューを提供してきた。
今回、新たに提供を開始した「LINE フリーコイン Video」では、ユーザーが動画を視聴することによってコインを獲得でき、獲得したコインは「LINE フリーコイン」同様に有料スタンプの購入に充当することができる。
企業は、LINEのプラットフォーム上で最大60秒間の動画放映が可能で、テレビCMではリーチしきれない層や、スマートフォンをメインデバイスとして利用する若年層への認知拡大が期待できる。さらに、ユーザーにインセンティブが発生するのは動画視聴が完了した場合のみで、視聴後は、キャンペーンサイトや企業ホームページ等へのリンクへ誘導することも可能。認知・興味喚起・アクションという一連の流れを作ることができる。加えて、動画はテレビCM等の既存素材を活用することで、コストを抑えて、短期間で簡易に実施できる。
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