eMarketerは2014年4月3日、2018年までの世界広告市場の動向予測を発表した。2014年には、デジタル広告費が1375億3000万ドル(前年比14.8%増)に届く見込みだ。総広告費の25.3%を占めることになる。
2018年までの総広告費の伸び率は5%程度にとどまるが、デジタル広告費はシェアを拡大していくという。総広告費に占めるデジタル広告費のシェアは、2012年には20.8%だったが、2018年には31.1%に当たる2040億1000万ドルまで成長するとeMarketerは予測している。
総広告費におけるデジタル広告のシェアが最も高いのはイギリスで、今年は全体の47.5%を占めると予測。以下、デンマークが40.1%、オーストラリアが37.5%、アメリカが27.9%と続く。
ただし、デジタル広告費の規模で見ると北米の比率が高く、39.1%(前年比0.6ポイント増)を占める。続いてアジア太平洋地域28.6%(前年比0.5ポイント減)、西ヨーロッパ23.2%(前年比0.9ポイント減)。eMarketerは2018年までに、アメリカのシェアは41.3%まで、若干ながらも拡大すると予測した。