SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

Twitterプロモーションの最新動向を追う(AD)

Twitterプロモーションで認知の底上げと、O2Oマーケティングに成功!「マダム・タッソー東京」が打った施策とは?

140字だからこそ、メッセージは強くなる

 さらに松尾氏は、Twitterならではのクリエイティブも、引きの強さにつながったのではないかと語る。「ご存知の通り、Twitterは文字数が限られていて、ビジュアルの大きさも決まっています。情報を詰めすぎる欲張りな広告だと、どうしても読みにくいものになってしまいがち。ですが、Twitterだと本当に押し出したい要素以外は削ぎ落とされるので、一つ一つの言葉や写真が強くなるんですね」

 しかも、どんなワードやビジュアルが受けるのか、他の媒体に比べて圧倒的に正確に、そして、スピーディーにわかる。だから、予測とニーズの間にあるギャップも判明する。そして、ギャップを見つけたらすぐに軌道修正も可能。反対に、反応が良かった点を、次の施策にも役立てられる。PDCAを回しながら施策を打てるため、より効果的なプロモーションができるという。

 「例えば今回、『友達誘って入場料半額』や『カップルで入場料半額』などのワードの反応が良かった。広いターゲットに向けて単純に『半額です』とするよりも、ユーザーに当事者意識を持ってもらえて、誰かを誘って行こうと話のきっかけになりやすかったのだと思います」

ツイートの文言は、ユーザーの反応を見ながら微調整された
ツイートの文言は、反応を見ながら微調整された

予想以上にクーポンが拡散、目標を上回る来場者数に

マーリン・エンターテイメンツ・ジャパン株式会社 マーケティング・マネージャー 松尾 康二朗氏

 施策の結果について、「エンゲージメント率は5.58%で、お気に入りやリツイート数は8,000を超えました。来場者数も、目標よりケタ違いに多かったです。ペアで半額のためか、Twitter上では『一緒に行こうよ』という会話があちこちで発生していて、それを見た人がまた誰かを誘うという流れが起きていました。また、クーポン自体ではなく、リツイートを見て来館した人も沢山いました」と松尾氏は振り返る。

 マダム・タッソーのフィギュアは触ったり、腕を組んだりすることもできる。来場者がこぞって写真を撮ってTwitterにアップし、それがさらなる拡散のきっかけになった。また、新規顧客の導入にもTwitterは一役買ったようだ。「Twitter世代の多い10~20代の来館が格段に増加しました。もともと若年層の薄さが課題でもありました。今回のプロモーションで、うまく開拓できたといえます」

 しかし、Twitterのタイムラインには常に新しいツイートが表示される。どうしても情報は下に流れがちだ。そのため、クーポンを見失うユーザーもいたそうだ。そこで、11月25日に再度配信した。結果、クーポンで最も高いエンゲージメント率および、Twitterのお気に入り率を記録した。その後、同じ内容で表現を改善したクーポンを12月9日~14日にも配信。すると、エンゲージメント率はさらに上がり6.16%となった。

 Twitterの特長は、エンゲージメント率の変化の把握だけでなく、どういったユーザーの反応が良かったのか、逆探知できるところだ。「エンゲージメント率が高かったのは、セレブファッションやゴシップ好きと思われるユーザー。次に海外セレブ、特にレオナルド・ディカプリオとジョニー・デップの名前を記載しているユーザーは圧倒的でした。その次に、お台場好きな人。そして、意外なことに同じお台場にある他の施設のフォロワーにも効果が高いことがわかりました」

O2Oマーケティングセミナー開催!

記事には書ききれない、Twitter活用の『コツ』をご紹介します! ぜひご参加ください。
開催日:6月18日(水)16:00~17:30(受付開始:15:40)
場所 :Twitter Japanオフィス
参加費:無料
お申込みはこちら
※6月12日(木)17:00締め切りです。ご注意ください

次のページ
話題のリアルタイム感が、イベントとも相性抜群

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
Twitterプロモーションの最新動向を追う連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/07/09 18:46 https://markezine.jp/article/detail/20057

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング