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僕がGoogleと戦うことをやめたきっかけ “広告”ではなく“コンテンツ”を作るということ

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2014/08/12 08:00

 本連載では話題化するWebキャンペーンを作るための考え方、発想法について具体例を交えて紹介していきます。今回はSEOと格闘する日々にわかれを告げユーザーのキモチをまず第一に考えてみましょうというお話です。

広告でなく、人が求めるコンテンツをつくる

 こんにちは眞鍋です。夏真っ盛りですね~。九州はさらに暑いです。

 先月のコラムはカンヌライオンズ期間中でしたが、そのカンヌからも無事帰国し、また仕事漬けの毎日に戻っております。そのカンヌ滞在中にもずーっと悩まされていた企画もつい最近ローンチされたので冒頭に少しだけご紹介を。

 西日本新聞さんが出されている経済電子版qBizのWebCMです。

 結構ベタな作りなので、どういった反応になるのか僕もローンチするまで不安だったのですが、

 ネット上でも非常にウケがよく、公開わずか1週間余で再生回数20万回を突破し、「やっぱみんなベタが好きなんだな~」と思った次第です(笑)。

 海外CMは結構こういった作りが多かったりするんですけどね。

 それ以外にも、アドテック九州のキーノートセッションで広告界のレジェンド杉山恒太郎さんとお話する大変光栄な機会を頂いたりと、日々忙しくしております。

 さて、今回のテーマは、僕の肩書きである“コンテンツプランナー”に関係してきます。

 僕は広告会社で働いていますが「広告でなく、人が求めるコンテンツをつくる」ということをゴールに、日々企画をしています。

 なぜ、その「コンテンツ」いう考えに至ったか? それは前職での経験が影響しています。

Googleと戦うことをやめた日

 僕は前職、Webプロダクションの営業でした。

 その当時、ウェブ業界はSEO隆盛期。当然うちの会社でも“時代はSEOだ!”というかけ声と共に、本腰いれてSEO対策事業に取り込むことになり、そのリーダーとなったのが僕でした。

 ……言われたからにはしょうがありません。

 書籍やネット上の情報をかき集め知識を得て、競合がどのようなSEO対策をしているのかの調査をはじめました。

 それからGoogle先生に認められるためにプログラマーさんと喧々諤々しながら、クローラー用のロボットテキストを設置、ページにはきちん検索キーワードを埋め込み、ユーザーに認められているサイトだと分かってもらうために被リンクをかき集めたり……。

 試行錯誤を繰り返しながら、ようやくSEO対策というモノが分かってきました(もちろん、その当時MarkeZineさんも非常に参考にさせていただきました!)。

 「おお、順位上がるじゃん!面白い!」

 その当時、順位が上がることに喜びと面白みを感じていました。

 しかし、ある日、検索順位をみて愕然とするのです。

 「順位めっちゃ下がっている……(汗)」。クローラーのアルゴリズムのアップデートが原因でした。

 SEOのご経験がある方はご存知の通りだと思いますが、その当時のSEOの基本的な考え方は、

 “(Googleに対して、)このサイトはユーザーに有益なサイトだと思わせる”

 ということ。

 極端に言っちゃうと、“Googleをいかに騙すか”だったのです。なので、クローラーのアルゴリズムが変わり精度があがる度に、小手先技術は通用しなくなる。そして、また新しいアルゴリズムに対しての対策を施す……。ずーっと、このイタチごっこから抜け出せないのです。


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著者プロフィール

  • 眞鍋 海里 (マナベカイリ)

    BBDO J WEST コンテンツプランナー/インタラクティブプランナー 1982年 宮崎市生まれ。大学卒業後、タワーレコード、WEBプロダクションを経て、08年外資系広告代理店BBDO J WESTに入社。 ”人は広告なんて求めていない”という考えの元、【コンテンツ発想】...

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連載:田舎者であまのじゃく~話題化するコンテンツ発想法~

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