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キュレーションメディア&ネイティブアド最新動向/Antennaが実現するスマホのブランディング広告

 ここ半年ほどで、ごく普通のスマートフォンユーザーに一気に広がったキュレーションメディア。中でも、雑誌のようなビジュアルで、若年層ユーザーを中心に高い支持を得て急成長しているのが「Antenna」だ。ナショナルクライアントを中心に、マスプロモーションに加えてスマートフォン上のブランディング広告の出稿先としても実績が積み上がっている。動画広告を含め、ネイティブアドの事例が豊富なAntennaの成功の要因は何か。キュレーション業界の動向も踏まえ、その詳細が明かされた。

目を見張るキュレーションメディアの伸長

 変化のスピードが激しいネットの世界においても、昨年末ごろから今年にかけてのキュレーションメディアの広がりには、とりわけ目を見張るものがある。各社、特徴の絞り込みやテレビCMなどの大々的な広告施策を経て、現状ではすでにプレーヤーが選別・確定されているというのがおよその見方だろう。主立ったものは「Antenna」「Gunosy」「SmartNews」「NewsPicks」の4つだ。

出典:各社媒体資料・報道資料より(2014年9月時点)

 なかでも約300のメディアと正式に契約を交わし、画像をベースにしたUIで情報量・質ともにこだわった配信で人気を集めているAntennaは、10月時点で約400万ユーザーにまで成長。運営元の株式会社グライダーアソシエイツ 取締役 荒川徹氏は、キュレーションメディアの爆発的ともいえる拡大について「スマートフォン(以下、スマホ)市場の伸長が大きく影響している」と語る。

株式会社グライダーアソシエイツ 取締役 荒川徹氏

 昨年後半、国内のスマホ所有率は50%を超え、この8月の調査では57.3%となった。年齢別では、15~19歳で85%ほど、以降の年代も緩やかに下がるものの50代でも約45%と高い。「特に注目すべきは、現在5~6割の所有率となっている30代から50代のシフトが進んでいることです。若年層のメディア接触状況がスマホの登場によって大きく変わったように、これからは少し上の世代でそれが起こります」と分析する。

出典:ビデオリサーチ スマートデバイス最新動向調査(2014年10月発表)

約6割が「検索エンジンでは自分に合った情報が得られにくい」「インターネットで出会いがない」

 デバイスの進化も著しい。今のトレンドは画面が大きくなる傾向があり、通信環境の改善もあって、動画視聴が進んでいる。一方で、楽しめるコンテンツの選択肢が増えたからこそ「小さなスマートフォンの限られた画面上でほしい情報にすぐにたどり着きたい」というニーズも高まっている。そこへマッチしたのが、まさにキュレーションメディアだ。「能動的に検索を行うものの『自分に合った情報が見つけにくい』と、検索エンジンに不満を持つ人が実に57.7%もいるのです」と指摘する。

出典:矢野経済研究所 キュレーション市場の実態と展望2014年

 「キュレーションメディアは、それぞれの媒体を超えて記事単位で情報を集めて提供します。それが、スマホの画面サイズと操作性では複数のサイトを訪れるのに限界がある、という状況に受け入れられました。このように、キュレーションメディアの拡大にはスマホの浸透が密接に影響しています」(荒川氏)

 加えて、ユーザーに合わせて情報の配信を最適化する点も、利用が定着した要因となっている。情報の集約・最適化という意味合いで使われる“キュレーション”を冠したこのメディアは、約4年前にアメリカで誕生。現在は「Flipboard」や「Pinterest」がグローバルで浸透し、代表格となっているほか、国内でもアートや旅行といった特定の切り口で情報を扱っているキュレーションメディアも広がりつつある。

 「日本では冒頭に挙げた4つを中心に、書評をまとめている『HONZ』、さまざまなECサイトから洒落た商品を集めた『FANCY』なども人気です」

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スマホ広告で消費者の共感を呼び、企業のブランディングを実現する、Antennaのネイティブアド

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2014/11/07 12:44 https://markezine.jp/article/detail/21065

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