Googleアプリでは、「OK Google」と発声するかマイクのアイコンをタップすると、音声検索を受け付ける状態になる。「明日の朝の天気は?」といった具合に、天気や時間を調べたり、簡単な翻訳や計算ができる。また、アラームの設定、電話の発信、SMSやメールの送信、目的地へのルート検索といった操作も可能だ。
Googleはこの音声検索について、1400人の米国の全年代のグループを対象に調査を行った。その結果、13~18歳の若者の半分以上が音声検索を毎日使っており、彼らにとって、ソーシャルメディアをチェックしたり、自撮りをするくらい自然なことだとしている。また、成人で音声検索を毎日利用している人は41%で、56%が“ハイテク通”な気分になれると認めている。
目的地への行き方を調べたり、電話番号の入力の手間を省く以外に、音声検索は、手の離せない用事をしているときに威力を発揮する。テレビを見ながら検索したり(38%)、23%の成人は料理をしているときに音声検索を使っていると回答している。
10代の若者の3分の1は音声検索の助けを借りて宿題をしているが、74%が学校での音声検索は許容できないと回答している。ほとんどの人は音声検索はお遊び気分で使いたいと考えており、若者は友達と一緒にいるときに使うことを恥ずかしいと思わない。しかし、他の人と一緒にいるときに、電話に話しかける成人は4分の1にとどまっている。
将来、音声検索で可能になってほしいこととしては、クルマのキーやテレビのリモコンを簡単に見つけられるようにしてほしいという回答が多く寄せられた。また、簡単な命令で夕食をつくってほしいという声もあり、モバイルデバイスでの音声検索によって、ピザの配達を注文できたらいいのにと思っている人は、若者の45%、成人の36%に達している。
【調査概要】
本調査は、GoogleがNorthstar Researchに委託して行われた。調査対象は、13歳以上の米国人1400人を対象に行われた(13~17歳:400名、18歳以上:1000名)。
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