セガネットワークスは、10代後半から40代の男女1,400人を対象にスマートフォン利用動向を調査した「アプリ利用実態調査」を実施した。その結果、大きな傾向として次の3点が見られた。
- 「ゲーム」アプリ利用率はスマートフォン保有者の約6割
- 「ゲーム」アプリ利用者の平均利用個数は約4個
- 若年層の「ゲーム」アプリ利用個数はやや減少も、35歳以上で増加
2015年3月時点で、15~49歳におけるスマートフォン保有者の「ゲーム」アプリ利用率は、1年前と比較してほぼ横ばいの61%という結果になった。これは「地図/交通/ナビゲーション」「SNS」に次いで3番目に高く、引き続き高い利用率となっている。
「SNS」や「ヘルスケア/フィットネス」「ファイナンス」といった「生活向上」系アプリの利用率が上がってきており、ゲームをしたり、調べものをしたりする時だけでなく、消費者の生活のあらゆる場面にスマートフォンアプリが溶け込んでいる様子がうかがえる。
「ゲーム」アプリ利用者の「ゲーム」アプリ平均利用個数は3.89個という結果になった。この数字は1年前に比べやや増加しており、「ゲーム」アプリは他のジャンルのアプリと比べ、複数個を同時並行で利用されている傾向が見られる。
性年代別に「ゲーム」アプリの平均利用個数および利用率を見ると、15~24歳の利用個数において男女共にやや減少傾向にあった。一方、35~49歳では、男性の利用率が5pt上昇し女性と同様50%を超えまた。また、同年代の女性では、平均利用個数が2.98個から3.83個へ大きく増加した。これは、手軽に遊べるカジュアルゲームが増えたことで「ゲーム」アプリがより広い年代に浸透してきていると考えられる。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査会社:株式会社クロス・マーケティング
調査対象:10代後半~40代男女(n=1,400)
実施期間:2015年3月1日(日)~3月3日(火)
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