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アイドル戦国時代、推せば状況は変わるのか?乃木坂・AKBと卒業の関係をロジスティック回帰分析してみた

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2016/02/26 12:00

 「卒業」それはアイドルと切っても切り離せないもの。彼女たちの一瞬の煌めきこそが美しいとはいえ、長く活躍してほしいのがファン心理。推すことで活動期間は変わるのか? AKB48の卒業データを元に乃木坂46メンバーの卒業確率を分析したいと思います!

乃木坂46の勢い、すごいですよね

 ドン! さぁ、帰って参りました「アイドルとデータ分析」(これまでの分析結果はこちら)! 今回はメンバーの卒業確率について真面目に考えていきたいと思います。アイドル戦国時代と呼ばれて久しい今日この頃、最近ブレイクしたグループと言えば……。

 「乃木坂46」ですね、一択です。(井上小百合さん単推し。さゆマッチョ的告白に衝撃が走りました涙)

 一昨年、フリンゴ問題をはじめとしたスキャンダルに揺れた彼女達、メンバーの苦悩や葛藤すらドキュメンタリー映画のコンテンツに変え、楽曲リリースの他、雑誌の専属モデルや舞台、テレビなどなど多方面で活躍し、昨年末ついにグループの悲願であった「紅白歌合戦」の初出場を果たしました(888888)。披露された楽曲は『君の名は希望』。NHKはBSで2度も今回の出場特番を組んでいました。感慨深い。

 しかしながら、結成後4年の月日が経過し、アンダーメンバーの中心であった永島聖羅さん(21歳)や13thシングルでフロントを務めた聖母こと深川麻衣さん(24歳)が卒業を発表。坂グループの妹分「欅坂46」(けやきざか)も本格的に稼働(デビューは2016年4月を予定)と環境が変わってきたと言えるでしょう。

 そこで今回はAKB48の卒業データを元に乃木坂46メンバーの卒業確率問題について取り上げます!

 (ちなみに、BABYMETALは英国ウェンブリースタジアムの単独公演に加えて今年は東京ドームワンマンが決定。もう世界のベビメタ。以前寄稿したこちらの記事は公開後数日で英訳されていました。)

登り坂の検索ボリューム

 何はともあれGoogle先生で検索ボリュームの推移を見ていきましょう。

AKB48グループの検索ボリューム推移
AKB48グループの検索ボリューム推移(クリックで拡大します)

 AKB48の検索ボリュームに関してはコチラの記事でも触れていますが、ピークは前田敦子さんが総選挙で2度目の栄冠を手にし「私のことは嫌いでも……」の名言を残した2011年6月。2度目のピークは大島優子さんが総選挙で1位となった2012年6月でした。

 AKB48の検索ボリュームは下り傾向ではありますが他のNMB48、SKE48、HKT48の活躍もありAKB48グループ全体として認知されファンの裾野は広がったと言えるでしょう。(NGT48などなど他グループも本来であればグラフに入れたいところでした。すいません。)

 AKB48の公式ライバル、我らが乃木坂46はどうかと言うと、2014年からじわじわと坂を登ってきています!

首都圏に強い乃木坂46

 続いて、彼女たちが日本のどの地域で検索されているか見ていきましょう。こちらもGoogle先生が教えてくれます(首都圏に紫色をつけました)。

AKB48グループが検索される地域
AKB48グループが検索される地域

 AKB48は、首都圏、関西、九州、愛知、北海道と全国区であることが伺えます。AKB48の選抜メンバーは各チームからも選ぶという戦略の結果とも言えるでしょう。

 HKT48、NMB48はそれぞれの地域に加えて、首都圏の一部、そして広島市がエントリーしています。広島といえばPerfumeやBABYMETALのボーカルであるSU-METALこと中元すず香さん、乃木坂46の中元日芽香さんの地元でもあります。中元さんは姉妹でアイドル。凄っSKE48は名古屋を抑えているのは当然として大阪と首都圏で検索されていますね。

 乃木坂46はと言うと……首都圏のみです。あらら。握手会の開催地域がこれまで京都、名古屋を除くと首都圏中心であったこともあり全国区とはなっていないようです。運営側も問題を認識し対策として、乃木坂46のアンダーメンバーによる全国ツアーの発表や、乃木坂46の46時間動画配信番組内にて全国都道府県をメンバーが周るイベントを開催しました。

ちょっとここで今回のAKB48のデータをチェック

 AKB48グループは10年の歴史を持ち、国内外に乃木坂46等総勢550名を超える現役メンバーが所属しています。また、研究生からの昇格、兼任、移籍などメンバーの移動も頻繁で複雑です。ここでは、姉妹グループを含めたAKB48全体ではなく所謂秋葉原を拠点とするAKB48にオーディションかドラフト会議で合格した方々と乃木坂46メンバーを分析対象とします。

 また、トヨタ自動車がサポートするチーム8、大人AKB48の塚本まりこさん、バーチャルアイドルの江口愛実さんは対象外に、HKT48移籍の指原莉乃さん、SKE48の宮澤佐江さんは卒業扱いではなく特別枠で追加、その他、生年月日不明の方はできる限り調査するなど筆者の独断と偏見でデータを用意しました。出所は、Wikipedia先生とエケペディア先生です。

 このようなデータを準備しましたyo。(AKB48:206名、乃木坂46:50名)

分析データ
分析データ(クリックで拡大します)

 ※卒業メンバーの年齢は卒業時のままにしています。

メンバーの出身地は?

 ついでに都道府県別出身地の分布も見てみましょう。

メンバーの出身地
メンバーの出身地

 色の濃い地域はグループ内で出身のメンバーが多いことを示しています。ちなみにAKB48の最多出身都道府県は東京都の62名、乃木坂46では埼玉の9名でした。歴史が長く、人数も多いAKB48は全国の広い地域からメンバーが参加しています。先ほどのGoogle先生の検索結果と整合的ですね。


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著者プロフィール

  • 豊澤栄治(トヨサワエイジ)

    株式会社ファンコミュニケーションズ サービス開発部 情報科学技術研究所 所長横浜国立大学経営学部、一橋大学大学院国際企業戦略研究科卒SPSS Japan、みずほ第一フィナンシャルテクノロジー(株)、外資系運用会社(Amundi Japan)での経験を活かし、金融の分析ノウハウをマーケティング分野に適...

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