THECOOは6月1日、YouTuberにおける「マイクロインフルエンサー」の傾向の有無を独自で調査し発表した。
同社では、TVやCMに出演した経験がある、もしくは100万人以上のチャンネル登録者(ファン)数を持つYouTuberを「スターYouTuber」、ファン数が10万以上100万人未満のYouTuberを「ミドルYouTuber」、10万人未満のYouTuberを「マイクロYouTuber」と定義している。
マイクロYouTuberは、ファンへの影響力が強い
マイクロ、スター、ミドル、それぞれのYouTuberにおける平均高評価、コメント率を比較した。その結果、マイクロYouTuberの「高評価率」は0.77%とスターYouTuberの0.44%に比べ1.8倍高く、マイクロYouTuberの「コメント率」は0.26%とスターYouTuberの0.11%に比べて2.3倍高いことがわかった。
ファン数少ないYouTuberの方が反応率上がる
また、ミドルとスターYouTuberを比べたところ、「コメント率」は1.09倍とほとんど違いが見られなかったものの、「高評価率」は1.25倍と高かった。これらのことから、ファン数が少ないYouTuberの動画の方が、よりファンの反応率が高いことがわかった。
また同社によればスターYouTuberは、多くのファンにリーチできるという面で優れており、マイクロYouTuberはファンへの影響力という面で優れているという。
【調査概要】
<調査対象>
10,000人以上のファンを持つ国内のYouTuber 1,474人 (※YouTube参照)
注1)企業アカウントはカウントしない
注2)再生回数、登録者数、コメント数、評価数を公表しているYouTuberに限る
注3)「高評価数<低評価数」のYouTuberは今回の意図とそぐわないため除外
<調査方法>
(1) 上記1,474人を3つのグループに分ける
-スターYouTuber:チャンネル登録者数100万人以上(17人)
-ミドルYouTuber:チャンネル登録者数10万人以上100万人未満(281人)
-マイクロYouTuber:チャンネル登録者数1万人以上10万人未満(1,176人)
(2)各グループに対して、1チャンネル登録者数あたりの「コメント数」「高評価数」の平均を
算出して影響度を測る
【関連記事】
・「iCON CAST」、 コンペ形式でYouTuberの起用決定できるパッケージの提供開始
・YouTuberのマッチングサービス「iCON CAST」、海外企業と提携へ
・ルビー・マーケティング、YouTuberと企業をつなぐプラットフォーム「iCON CAST」提供へ
・タグピク、インスタグラム向け動画制作ネットワークを構築
・3Minuteとグライダーアソシエイツ、スマホ動画広告配信に関する共同パッケージ商品を販売開始